仲ノ町車庫見学記念入場券・他(銚子電鉄)

地方の第三セクターや、中小私鉄は経営難にあえいでいるところがほとんどですが、その中でも銚子電鉄は知名度は日本でもトップクラスではないでしょうか。
社内での横領事件をきっかけに経営危機に陥ったところ、インターネット上でぬれ煎餅購入で立て直したというのはかなり有名です。今だったらクラウドファウンディングでしょうか。

今も銚子電鉄はその経営努力は続いており、ぬれ煎餅に続いて「まずい棒」などもヒット。今や銚子電鉄は会社の業種が「米菓製造業」(帝国データバンク)で登録と、本業がお菓子製造になってしまいました。

もっとも副業?の鉄道業も手抜きは行わず、タイアップなどで次々と全国に発信。気が付くと一種の観光名所な位置づけになっていました。

銚電&湊線フリーきっぷ
タイアップ例として2013年に発売されたひたちなか海浜鉄道との「銚電&湊線フリーきっぷ」
ただ両線あわせて1日限り有効にもかかわらず、1420円と高額だったためか完全にきっぷ収集目的用でそれほど売れなかった模様。
ちなみに自分は湊線の鉄道の日イベントの景品として入手しました(笑)入手時点で期限切れのためもちろん未使用です。

そんな銚子電鉄ですが、車庫は銚子駅の隣の駅の仲ノ町駅にあります。
ここでは増収策の一環?として入場券を購入すれば車庫見学ができます。(これは2023年でも継続中です。
そのときに購入した入場券が「車庫見学記念入場券」です。88mmマルス券と同一サイズで、背景もマルス券っぽいですが地紋は銚電地紋、しかも硬券という珍品です。

2014年5月に仲ノ町車庫を見学し、この時に購入しましたが、2016年11月に再訪しています。今度は鉄道むすめ版を購入しています。

鉄道むすめ
仲ノ町駅入場券。鉄道むすめバージョン。

鉄道むすめはあまり興味がなかったのですが、硬券タイプは5月に購入済だったため、こちらを勧められました。(このほかに通常の硬券タイプもあります。)
まあ、車庫見学のために入場券なんか買う人は基本鉄道ファンでしょうから、増収のためにはなんでもやるぞ、ということで。まあこっちも150円なら、購入してもいいかなという心理もありますが・・・

レトロな仲ノ町駅

仲ノ町駅外観
仲ノ町駅外観。レトロというよりぼろぼろですが2020年にクラウドファウンディングにより修繕され、綺麗になりました。

仲ノ町駅は銚子駅からすぐのところにあります。銚子駅は銚子電鉄は基本無人なので、最初の有人駅となります。
訪問当時はレトロよいうよりぼろぼろだったのですが、クラウドファウンディングによって綺麗にそしてよりレトロになっています。

上のリンクは銚子市観光協会のもので、現在の綺麗な仲ノ町駅の写真があるのですが、アクセスが「銚子駅から徒歩7分」って表記、銚子電鉄が銚子市からフレンドリーファイア喰らってるようなものですが、いいのだろうか。。。

きっぷ販売窓口
きっぷ販売窓口。当然ながら自動券売機はなく、レトロな出札口が。これは今も変わりません。

きっぷの窓口はさすが本社併設だけあってほぼ終日有人で、出札口があります。またぬれ煎餅なども販売しています。
広告がしょうゆ会社のものなのは流石に銚子といったところか。

仲ノ町駅名標
「なかのちょう」駅名標。古ぼけた池?がありました。
貧乏神
なぜかいる貧乏神。いや、アンタはいてはいけないのでは、と思ったら頭の上に・・・?

ホームにミニ庭園、そしてなぜか桃太郎電鉄の貧乏神が。
いやいや、アンタいちゃマズイでしょ・・・思ったものの頭の上にサルが。つまり

「貧乏神がサル(去る)」

なんだそうな。
この像は犬吠駅(イヌ)、笠上黒生駅(キジ)にもあるようです。

(12/22の記事に続く)

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