HAPPY BIRTHDAY ♪ KYUSHU PASS &「さくら552号」グリーン券、他

20140719

誕生月にJR九州が乗り放題のきっぷ「HAPPY BIRTHDAY ♪ KYUSHU PASS」です。
今年3月にいったん廃止されましたが、4月に復活してます。

きっぷのタイプ:フリータイプ
価格:20,570円(2014年4月1日以降、こども同額)
発売期間:2015年3月31日まで
利用可能期間:2015年3月31日まで
有効期間:3日間
フリー区間:JR九州線全線。グリーン車(個室、みずほ除く)、指定席(クロちゃんシート、みずほ除く)が6回まで利用可能。指定を受けない場合は自由席を利用可能
備考:7回以上使う場合、もしくは個室を使う場合は料金券追加で利用可能。みずほグリーン/指定席、クロちゃんシートは利用不可。また利用条件として利用開始日が誕生月であること。(購入、乗車時に年齢を証明するものが必要。)

新幹線を含む特急が乗り放題で、グリーン車も6回まで利用可能と結構使いでがあるきっぷです。
ただし、誕生月の人のみ有効で、たとえば友達と行く場合は、誕生月が一致しないとどうしようもないので、値段の割には使いにくい印象です。どちらかというと1人むけのきっぷでしょうか。
JR九州もそのことに気づいたのか、その後九州が乗り放題の「アラウンド九州きっぷ」を出しましたが、設備が指定席までに限られてしまうため、やっぱり使いにくい印象があるイメージです。

今回はこのきっぷで、乗りまわしました。

■ さくら552号(鹿児島中央→博多)

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スタートは鹿児島中央です。飛行機で鹿児島空港に降り立ち、そこからバスで約30分で加鹿児島中央駅です。

第一走者はいきなり「さくら」のグリーン車。九州新幹線用N700系のグリーン車は初めての乗車となります。すっかりおなじみとなった薄い青色のN700系「さくら」はホームに上がると既に入線していました。

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グリーン車は6号車の半室です。
2×2のシートは普通車指定席と同じですが、明るいイメージの指定席に比べてどちらかというとシックな印象です。
シートで目につくのはやっぱりレッグレストでしょうか。飛行機の上級クラスでは当たり前の設備ですが、使い勝手は飛行機に比べるとかなりいいです。
N700系グリーン車のリクライニングレバー、レッグレストレバーが軽快に動作し、すぐにベストポジションにたどりつけるのはいいですね。
定員24名とかなり少ないので、登場当初は「グリーン車混雑しない?」と思ってたのですが、日常の乗車率だとグリーンは半室でも十分な客数に落ち着いており、盆正月などもグリーン車はやはり最後まで空席が残る傾向にあるようです。
半室で十分と誰がきめたのかわかりませんが、うまく需要予測にマッチしているようですね。

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■ かもめ91号(博多→長崎)

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博多から長崎は「かもめ91号」で移動します。
号番号からわかるとおり、この列車は臨時列車で、通常期はデータイムのかもめは1時間に一本になりますが、多客期には30分に一本に増発され、このように臨時のかもめが運転されます。

「かもめ91号」は787系での運転です。かもめはいつも白いかもめばかり乗っており、787系かもめは初めての乗車となります。

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なお、1号車1番席はDXグリーンとなっています。「HAPPY BIRTHDAY ♪ KYUSHU PASS」では、DXグリーン車もグリーン車1回分として利用できます。
券面はDXグリーンでも通常グリーンでも特に違いはありません。以前DXグリーン車に乗ったときは別列車扱いになっていたのですが、いつの間にかマルスが改修されたのか、きっぷ見ただけでは見分けがつかなくなってました。

最大リクライニング角144度の豪華グリーン席は健在。イメージとしてはプレミアムドリームのプレミアム席に近いですが、こっちは鉄道車両な分だけ空間が大きく、かなり快適です。
リクライニングボタンが電動なのはプレミアム感はあるものの、正直使い勝手としては先の「さくら」N700系グリーン車のほうがはるかにいいと思います。

登場当初はシートサービスなど付帯設備テンコ盛りだったのですが、次第に簡素化され、現在はドリンクサービスもない、ただのデラックスなシートとなってしまいました。
しかも登場からだいぶ年月が経過しているため、座席の木製の部分はところどころ傷が目立ち、みすぼらしくなっています。
木のシートは見た目はいのですが、傷が入るとかなりボロな印象になりがちです。(特に濃い目の場合)。最近各地で木のぬくもりをアピールした車両が増えてますが、その後のメンテが大変じゃないかなあと思ったり。

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■ ハウステンボス24号(ハウステンボス→博多)

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長崎では散策するつもりだったのですが、あまりの暑さにパス。
トルコライスだけ食べて引き上げて博多で飲むほうに切り替えることに。

ただ行った道を引き返すのも面白くないので、諫早から大村線経由でハウステンボスに抜け、そこから特急「ハウステンボス24号」で博多に帰ることにしました。
現在定期運行中の九州の特急のうち、「ハウステンボス」だけは未乗だったのですが、今回めでたく全部クリアとなります。

特急「ハウステンボス」は専用の塗装を施した783系電車で運行されます。
前面は真っ赤、そして側面には「HOISTENBOSCH」の文字が。

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グリーン車です。
JR九州の在来線グリーン車は基本的に1×2の3列シートが基本。
かなり大型のシートですがややへたり気味。よく見ると、オーディオサービスのパネルを埋めたあとがあります。ただやっぱりグリーン車は快適ですね。

さて、JR九州の特急ですが、下の写真のように、始発駅に入線時はすべての側窓のカーテンを閉めています。
これは、夏の日差しを避けるためにすべてのカーテンを閉じ、冷房効果を上げるためだそうで、少しでも節電になるようにとの配慮だそうです。
折角の大型窓からの眺望が犠牲になっていますが、まあ節電の前には多少の犠牲は筆王なのでしょうね。

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