特急「くろしお3号」指定券-大阪駅(うめきたエリア)開業記念

前回の記事で、「大阪から白浜」の指定席特急券がありましたが、それを利用して発行した「くろしお」の座席指定されたきっぷがこれです。
指定券の発行についての記載は特に見当たらなかったのですが、JR西日本のみどりの窓口ならば問題なさそうです。ただし、みどりの窓口を大幅に減らしているので、特に地方ではそれなりに大変ですが。(島根県にはみどりの窓口は松江駅にしかありません。)

発行済印
指定席を発行すると、このように指定席交付の発行済印が硬券の裏側に押されます。

指定券発行してから気づいたのですが、全車指定席の「くろしお」が満席の場合、「立席の指定券」が発行されるんですね。
手元には指ノミの立席の指定券は一つしか持っておらず、これはこれで見たかった気もしますが、流石に大阪から白浜までたちん坊はちょっと勘弁したいところです。

日常と非日常が入り混じったホーム

24番線に到着したおおさか東線用列車
大阪駅の地下ホームは21~24番線ホームが割り当てられ、このうち、22~24番線は通常のホームです。

コンコース階から降りるとホームに出ます。大阪駅の地下ホームは21番線~24番線が割り当てられ、22~24番線はおおさか東線のほか、新大阪方面の「はるか」「くろしお」が発着します。
新規駅にもかかわらずホームドアは設置されず、普通の真新しい駅だなあ、という感じです。

フルスクリーンドア
21番線に設置された世界初のふすまタイプのフルスクリーンドア。あらゆる乗降口に対応します。

一方、21番線が話題になった「どんな扉数でも対応するフルスクリーンドア」が設置されています。
21番線は主に特急「くろしお」「はるか」の関西空港、白浜方面の列車が発着します。

このように上部に案内表示があり、まだ扉そのものにも次列車の案内が。
どうやって複数のタイプの扉に対して対応するかというと、扉をふすまのように移動させて開口場所を調整します。
このため、ホームのすべてがふすまのごとく動きます。

はるか9号が入線しました。
「はるか9号」が入線して昇降扱いを行っているところです。ハローキティがかわいい。
ドア開閉中
乗降が完了すると、フルスクリーンドアが全体を使ってホームドアを閉めにかかります。案内表示が注意喚起のものに。
完全の閉まりました
完全に閉まった瞬間。若干待ったあと、出発します。

ドアの開閉がかなり特徴的。すべてがふすまのようなドアになっており、全体が動くしかけになっています。
上の写真でわかりますが、ドア付近がサイネージの真裏になり、普通のホームドアではありせません。初めて下車しようとした人が「停車位置間違ったんじゃないか?」って勘違いしそうです(笑)

22~24番線はホームドア設置が行われませんでしたが、21番線の結果を受けて今後設置されていくそうな。

何もかも新しい大阪駅「地下ホーム」ですが、致命的な問題が一つ。
それは待合室どころか、ベンチもないところです。
通勤電車しか入ってこない場合は特に待合室もベンチもいらないですが、このホームは長距離列車も入線します。
駅弁こそ自動販売機で売られていて、一定の配慮が見られましたが、大荷物を持った旅行者がベンチを探しに右往左往しているのを見て、こりゃ早晩問題になるだろうな、と感じました。
旅行者の人は、このうめきたの地下ホームに来る場合、ギリギリの時間帯のほうが良さそうです。

朝から駅弁!

日本の朝食弁当
駅弁自販機で購入した「日本の朝食弁当」です。朝だしちょうどいいか。
中身
中身はオニギリ、鮭の塩焼き・ひじき・鶏の煮物・昆布巻きなど。

無事大阪駅から「くろしお3号」に乗車。車両は287系。車両そのものや、景色などは4/2の記事に譲るとして、さっそく大阪駅の自動販売機で購入した駅弁を広げます。

「日本の朝食弁当」630円也。業者は「ひっぱりだこ飯」などで有名な神戸の駅弁業者である淡路屋の製造です。中身は梅とごまのおにぎりに、鮭、卵焼きといった朝食の定番の素材が。
まあホテルの朝食の和定食に近いものでしょう。おにぎりは別添えの海苔をまいて食べることになります。
しかし、「日本の」とかつくと、日の丸はともかく富士山をつけるのはやっぱりお約束なんだろうか(笑)

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