滝桜号1日フリー乗車券

滝桜号1日フリー乗車券(三春滝桜)

2023/4/2、 郡山行きの普通列車で終点の郡山に到着時の車掌の乗り換え案内で、

「本日は磐越東線は臨時の三春行きが運転されています。三春までお越しのお客様はこの三春滝桜2号三春行きにお乗り換えください」

三春滝桜というと天然記念物に指定された、樹齢1000年越えの日本三大桜の一つだったはず。
そういや今年は桜の開花ペースが早いよなあ、と何気に三春滝桜の開花状況を確認するとなんと前日の4/1に満開。

郡山に着くと自然と臨時「三春滝桜2号」の客となっていました(笑)
この日の当初予定は喜多方に向かってラーメンの予定でした。でも、臨時列車に乗車時点で脳内がラーメンからピンク一色になったことは言うまでもありません(爆笑)
ラーメンはいつでもいいですが、桜はこの時期だけですからね。

桜の開花にあわせた磐越東線 臨時列車運転のお知らせ(2023/03/23)

というわけで、紹介が遅れましたが「滝桜号1日フリー乗車券」です。
滝桜の開花の時期にあわせて三春駅から滝桜まで運行される臨時バス「滝桜号」に乗り放題の乗車券です。
「三春滝桜2号」の終点三春で下車し、人の流れに任せて駅前のバス乗り場の行列に並びます。すると、現地の人たちがてきぱきとこの1日乗車券を売って回ります。
1枚700円。三春駅~滝桜まで片道530円。往復1060円ですから単純往復するだけでもこのフリー乗車券が便利です。

臨時バス滝桜号は桜の開花状況によってダイヤが変動し、今年は当初4/8、9にピークを見込んで最大運行する予定で運行予定を立てていたようです。
ところが開花速度がかなり早く、4/8時点ですでに「散り始め」となっていることから4/8,9の運行は減便するそうなので、これから訪問される方はお気をつけて。

【2023年度】臨時バス『滝桜号』運行開始のお知らせについて(2023/03/22)

臨時バス『滝桜号』運行時刻の変更について(2023/04/06)

町のあちこちで桜の花が

バス車窓
三春町は滝桜だけでなく桜の木があちこちに植えられ、訪問者を楽しませてくれます。

臨時バスは着席できる定員分を乗車させると続行便を手配。すると駅近くで待機していたバスがやってきます。このため、行きはまったりとした道中に。

三春町内は町のいたるところに桜が植えられ、満開になっていました。このため、臨時バスも途中停留所で下車して町歩きが可能で、そういう意味でも1日乗車券は価値があります。
実際行きは全員滝桜に直行しましたが、帰りは途中の停留所で結構な客が降りていきました。

滝桜付近は交通規制が敷かれ、一般車は特定のルート以外通行禁止。バスはその通行禁止区間を走るため、渋滞に巻き込まれることなく終点の滝桜の駐車場に到着しました。
やっと見れるぞと思ったら、今度は入園待ちで長蛇の列。400mほどあったでしょうか。
自分は30分程度で入園できましたが、帰路にはさらに伸びて湖まで到達したとのことなので、入場待ち800m、1時間程度はみたほうがいいのかもしれません。
自家用車組は帰りに聞いてみると、駐車場待ちの渋滞につかまってから滝桜の駐車場に止めるのに3時間待ったとか。恐るべし日本三大桜の吸引力よ。

満開の滝桜を見る

滝桜・1
滝桜です。入園にはかなり時間がかかりましたが、園内は比較的まったり。

やっとの思いで入園し、その後道路の下のトンネルをくぐり、坂を上っていきます。
入園のところで人がせき止められている格好で、入園後はそこまで人が多いわけではなく、少なくとも先に進めなくなるほどの混雑という感じではなかったです。

日本三大桜のうち、この三春の滝桜だけはまだ見たことなく、今回初訪問です。
滝桜は斜面に植えられており、樹齢1000年。流石にこれだけの巨木を支えることができないのか、全体を棒で支えている形です。
そして、日本最大のしだれ桜ということで、花の部分が下向きになっていて、これが滝のようだということで滝桜ということらしい。

滝桜・2
下から見上げるとかなりの迫力。
滝桜・3
滝桜のまわりは菜の花?が植えられ、ピンクと黄色のコントラストを放っていました。
滝桜・3
斜面横側から眺めた滝桜。斜面に生えていることから、場所によっては見え方がまるで違うのも滝桜の特徴。こうやってみるとしだれ桜の迫力がよくわかります。
滝桜・5
斜面の上からみた滝桜。奥には入園待ちの自家用車の姿が見えます。(笑)
ここで桜を見てそのまま帰ってしまう人もいるとか。

斜面に生えているため、様々な角度から桜を楽しむことができます。
桜の周りを黄色い菜の花?が栽培されていて、色のコントラストも楽しめます。
流石にこれだけ大きいと、近寄ってみるよりある程度距離を離してみたほうがいい感じで、人が程よく分散されていました。
園内には出店もたくさんあり、かなり賑わっていたように感じます。

たかだか桜一本のために約30万人もの人が押し寄せるそうですが、確かにそう思わせるだけの迫力はありました。
三春町内は滝桜のほかにもかなり桜が植えられており、町中に桜並木が植えられています。帰りの三春駅行きの「滝桜号」ではこれらの桜も見ようと、「三春町役場」や「三春大町」などで大量の客が降りていきました。

このフリーきっぷと「滝桜号」。便利なんですが夜桜に対応していないのがかなり残念。三春駅でもこの夜桜について聞いていた人もいました。
人の都合もあり運行は難しいと思いますが、ぜひとも検討してもらいたいな、と思います。

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