「はくたか577号」の新幹線特急券、グリーン券です。株主優待で4割引となっています。
当初は普通車でいくつもりだったのですが、たまたま乗り合わせた「あさま605号」のE7系のグリーン車がなかなか良かったので、もう一度乗ってみようとグリーン車を選択しました。

グリーン車に乗るときは乗車距離を常に気にします。というのもグリーン車は距離区分の格差が非常に大きいからです。グリーン料金は営業キロ単位で算出され、
- 100kmまで1300円
- 200kmまで2800円
- 400kmまで4190円
特に100km付近と200km付近の乗車の場合はちょっと考えます。なんせそれだけで1000円以上変わってくるので。
例えば特急「大雪」のときはグリーン車乗車区間は網走~生田原(96.3km)としてグリーン料金を1段階下げています。

今回の場合だと
- 東京~上田:189.2km
- 東京~長野:222.4km
という感じで上田までだと200kmの上限近く、一方長野だと200kmを少し越え、グリーン料金が4190円になってしまいます。一方で
- 大宮~長野:192.1km
と、東京発を大宮発にするだけで200km以内に収まって特急料金、グリーン料金が1段階下になるため2000円以上安くなります。東京~大宮は上野東京ラインが頻発しているので、けち臭いかもしれませんが、大宮発着で安くなるかもしれないってことも頭の片隅に残しておいたほうがいいかもしれません。
北陸新幹線グリーン車再び
(6/18の記事から続く)
東京で知り合いと飲んだあと、上田行き「はくたか577号」に乗車します。
以前「あさま605号」でグリーン車に乗車したとき、その座り心地のよさにもうちょっと長く乗ってみたかったな・・・ということで、今回は東京~上田でグリーン車乗車としています。
東京駅の新幹線ホームはいつも人がいっぱいですが、さすがに20時ともなると人が減ってきます。それでもそれなりににぎやかなのはやっぱり首都圏。
普通車はそこそこ乗車していますが、グリーン車はひっそり。まあこの静けさこそがグリーン車に金を出す価値だ、ともいいますが。
乗車列車はW7系。車両型番は見忘れてましたが、チャイムが「北陸ロマン」なので間違いないでしょう。床全面にカーペットが敷かれ、やや照度を落とした電球色の照明はどちらかというとJR西日本の車両の特徴です。
着席するとやや固めのシートは最近の座席共通の特徴。リクライニングは電動式で、スイッチ一つで背もたれと、レッグレストが同時に倒れます。
ガラガラなのを幸いにフルで倒してみましたが、なかなか快適。お尻部分が若干沈むので安定性も十分です。感覚的にはN700系(N700S系ではない)グリーン車のリクライニングを電動式にしか感じかな?
もっとも「あさま605号」でも書きましたがリクライニングしても肘置きが固定かつ平坦なので、チルトしてお尻が沈む分肘の位置が相対的に上がってしまうのはやっぱり気になります。
肘置きにドリンクホルダーがあるのはひかりRailStarをはじめとするJR西日本車の系譜ですが、E7/W7系にもしっかり設置されているのは、E7/W7系がJR東日本とJR西日本の共同開発の跡でしょうか。
JR東日本E5系をベースにJR西日本の車両テイストを程よく組み合わせて仕上げたのがこのE7系/W7系なのでしょう。
ただし、ドリンクホルダーは最近目立つやや太めの600mlのお茶などはうまくはまりません・・・前の網ポケットに入れるしかないようです。
景色は真っ暗なのでずっとリクライニングをたおしっぱなしのまま、上田駅に到着。
数少ないグリーン車客の半分以上が下車してきました。
もしかして東京・上野~上田間のグリーン車はコスパがいいっていうことが皆様わかっているのでしょうかねぇ・・・
東京駅での喧騒が嘘のように上田駅はひっそり。これが都会と地方の差なのでしょうか。もっとも駅前では高校生ぐらいがたむろしているのは、全国どこに行っても変わらない風景です。
自分は駅前の天神BREWERYで夜酒とし(ぉぃ)、駅近くのホテルでそのまま爆睡していました。
(6/22の記事に続く)
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