特急「下田あじさい祭り号」特急券(2025年)

下田あじさい祭り号特急券です。

特急「下田あじさい祭り号」の特急券です。通常、週末運転の「踊り子3号」を2025年は6/7、6/14の2日間のみ「下田あじさい祭り号」と名前を変えて東京始発から大宮始発に変更し湘南新宿ライン経由で運転します。
このため横浜から乗車したときは「下田あじさい祭り号」が小田原を通過する以外、「踊り子3号」と同じはず・・・と思いきや特急料金が違いました。(区間はいずれも横浜~伊豆急下田間

「踊り子3号」特急料金
1820円

「下田あじさい祭り号」特急料金
2280円

460円ほど「下田あじさい祭り号」のほうが高くなっています。
これは伊東~伊豆急下田間の伊豆急の特急料金は双方800円で同額ですが、横浜~伊東間の「踊り子」が列車特定の割安な特急料金となっているのに対し、「下田あじさい祭り号」がこれが適用されずに割高な「B特急料金」適用となるためです。
このほか、「下田あじさい祭り号」では座席未指定券での乗車はできず、そのことを注意する放送が流れていましたが、乗り鉄以外そのことを知る人っているのだろうか。

同じ時刻、同じ車両で列車名が違うだけで料金が違うのはいささか理不尽な気がしなくもないですが、これがJR他社では見られないJR東日本の特急料金制度のややこしいところです。

横浜の駅弁といえば・・・?

横浜駅に入線した「下田あじさい号」

横浜駅に入線した「下田あじさい号」新宿湘南ライン経由なので、新宿湘南ラインが発着する9番乗り場かな?と思ってたら、東海道線が発着する6番線に入線。

横浜乗車の理由は、単純に米子空港からANAの初便で羽田空港に向かい、そこからこの列車に乗り継ぎしやすいルートが羽田空港から京急経由で横浜に出るルートだったからです。
とはいえ、悪名高き羽田空港第二ターミナルの48番ゲートに降ろされたときは、京急乗り場まで約2kmほど歩かされるため、正直(-_-#)な気分になりましたが飛行機自体は定刻だったので、発車50分前には横浜駅に到着していました。でもこの使い勝手の悪さ、どうにかならんのか・・・

激変の羽田空港「元離れ小島の空港ビル」使ってみた! どの路線で使われる? 「昔のほうが楽だった」覆す仕掛けは? | 乗りものニュース
2025年3月19日、羽田空港第2ターミナルの離れ小島の空港ビル「北側サテライト」と本館をつなぐ接続部が完成し、北側サテライトへの徒歩でのアクセスが可能となりました。

ちょっと話が脱線しましたが、横浜駅の崎陽軒売店で朝食替わりの駅弁を購入。一息ついていよいよ「下田あじさい号」乗車です。
大宮から湘南新宿ライン経由なので、横浜駅9番線の横須賀線・湘南新宿ラインホームに発着すると思ってたのですが、東海道線熱海方面の6番線発車なのは意表を突かれました。おそらく横浜駅手前で横須賀線から東海道線に転線するのでしょう。

武蔵小杉方面から6番線に入線する列車は、このほか「成田エクスプレス26号/30号」「サフィール踊り子5号」が該当します。その他のN’EX等は9番線発車です。なお9番線発車の場合、他の新宿湘南ラインの普通電車と同じく戸塚駅で東海道線に転線します。

横浜駅での乗車機会ってあまりなかったので乗り場は気にも留めてなかったのですが、臨機応変?に乗り場を変えていたとは意外でした。

方向幕

方向表示は「特急」のみ。毎年運行されているわけだし、ちゃんと用意してほしかった。。。

側面は「特急」表示。やっぱり味気ない・・・

テーブル付き座席。

ひじ掛けにテーブルが組み込まれた座席。車いす席直後の座席のみに使われている座席です。テーブルがあるかわりに座席の跳ね上げができません。

車両は「踊り子」と同じE257系。ただし、今回登場した5号車2番席はやや特殊な座席です。となりの1番席が車いす専用席のため、通路側席には背面テーブルがありません。このため、背面テーブルの代わりにひじ掛けに収納するテーブルが装備されています。その代わり、真ん中の肘置きは跳ね上げることができないので注意です。

車内は9割程度とほぼ満席。やはり伊豆方面の需要は堅いですね。

駅弁

崎陽軒伝統の駅弁「横濱チャーハン」かつては500円台で買えたけど、今は780円。

落ち着いたら朝食替わりの駅弁として「横濱チャーハン」。チャーハンに焼売、しなちくに鶏のチリソースといったところか。
以前は500円台で買えてたと思いますが、今は780円。それでも駅弁ではかなり安い部類です。
中身はパラパラのチャーハンが主体。というか焼きめしじゃないのかという気もしないでもない。
朝からヘビーなのを避けたかったのでこの小ぶりの駅弁がちょうどいい感じ。

伊東

伊東のマリンタウン周辺。このあたりは海が見えます。

列車は熱海から伊東線に入り、太平洋が見えてきます。伊東マリンタウンが見えると伊東に到着。ここで3割ほど下車してやや空席が目立つようになります。
伊東を過ぎるとしばらく山間部に入ります。。。ここで事件発生。

伊東を過ぎてからデッキからびーびーと音が鳴り響いています。何事?と思ってデッキを覗くとどうやらトイレに女性が閉じ込められている模様。
5号車のトイレは押しボタン式の自動ドアですが、「開」にしてもロックされてドアが開かないとのこと。

しばらくすったもんだの挙句伊豆大川駅に臨時停車し、車掌がかけつけて鍵で手動で開くようにしました。
押しボタン式の自動ドアの場合、ドア故障したらどうするんだろと思っていましたが、まさかトイレに閉じ込められるとは思っておらず、ちょっと自動ドアタイプのトイレを使用するときは緊張しそうです。

割引券

伊豆高原を過ぎたあたりから下田あじさい公園内の飲食の割引券や引換券などを配布

伊豆高原を過ぎると、下田あじさい祭のパンフレットと、割引券、ところてん引換券を配ってまわります。
通常は河津までで大半の乗客がおりますが、だいたい5割ぐらいの乗車率のまま、伊豆急下田に到着しました。

下田駅

伊豆急下田ではあじさいが出迎えてくれます。

伊豆急下田駅ではあじさいが出迎えてくれました。

あじさい祭 | 伊豆下田観光ガイド
下田市街と下田港を一望できる下田公園。その広大な敷地を埋め尽くす約300万輪のあじさいは、訪れた人を圧倒します!

さて、下田のあじさい祭りは下田公園で行われていますが、下田駅からの行き方は3通り。

  1. バスで7分(220円)
  2. タクシーで5分(790円)
  3. 徒歩25分

バスの時刻を見るとどうやら次のバスは40分後らしい。「あじさい祭り号」と名売った列車から接続するバスがないのは謎ですが、まあ歩いていくかと川沿いをテクテク歩いて20分で到着です。徒歩でもバスやタクシーよりも直線距離が短いので思ったほど時間はかかりません。

階段を上ると広場に出ます。広場では店が出ており、先ほど配られた「ところてん」の引換や、割引対象の「あじさい茶屋」はここにありました。

ところてんとあじさいソーダ

ところてんとあじさいソーダ。

さっそくところてんを引換、さらに「あじさいソーダ」を購入、500円が400円に。単純に炭酸が欲しかったのでソーダにしましたが、ただ見ていると甘夏生絞りジュースのほうがよさげな感じ。

ただここで購入している人の大半が「コロッケ」300円を注文していたので、そんなにすごいのか?とつられて購入。

コロッケ

ボール型のコロッケ。これ作るの面倒そう・・・300円也。

渡されたコロッケは完全な球体でちょっと驚き。金目鯛を練りこんだコロッケは何もつけずに食べてもしっとりとした味付けがついています。300円とちょっとお高めですが、これはありかと。

あじさい1

あじさい。五分咲きとのことですが、場所によっては華やかなところも。

そして下田公園散策に出発。
五分咲きということで、全体で見ればまだまだな印象ですが、早咲きな箇所は結構華やかに。

あじさい2

下田公園は一つの山が公園になっているようで、ちょっとしたはいきんぐ気分。快晴の空にあじさいが映えます。あじさい=梅雨のイメージが強いですが、やはり晴れてるほうがきれいではある。

公園全体が山になっているようで、結構アップダウンがあります。そこで次々に咲き出しているあじさいを愛でながらゆっくり散歩。

あじさい群生

あじさいの群生地では大量のあじさいが。五分咲きでそれなりにきれいなので、満開時はさぞかし華やかなのでしょうね。

途中の崖にはあじさいの群生も。これで五分咲きということは満開時はさぞかしきれいなのでしょう。

そういえば「あじさいまつり号」は2025年は6/7、14の2日間のみ運行。下田のあじさいは6/14は満開とアナウンスされていました。
ただ6/14の天候は昼から雨。天候だけなら6/7のようがよかった・・・かも。正直どちらがいいのか迷うところではありますね。

(6/18の記事に続く)

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