らくラクはりまチケットレス特急券

通勤特急「らくラクはりま」J-WESTチケットレス390特急券

J-WESTチケットレス390「らくラクはりま」
券面だけ見るとどの列車の「J-WESTチケットレス390」なのかわからなくなってしまいます(笑)券番でかろうじて区別がつきました。

新大阪・大阪~姫路間を結ぶ「らくラクはりま」ののJ-WESTチケットレス390の特急券です。姫路まで乗車でもよかったのですが、せっかくなので初の特急停車となった大久保駅までとしています。
大久保に「(陽)」の印字があるのは、秋田県の同名駅である「大久保駅」との区別のためです。JRに同一駅名がある場合、このように先頭に路線名などをつけて区別する場合があります。(ない場合もあります。)

新大阪・大阪~姫路間の特急料金は通常1520円(4/1から1730円)ですが、このきっぷを使うことで390円で利用できます。

「らくラクはりま」は、大阪から姫路方面の通勤特急として設定されました。特に帰宅時間帯はこれと「はまかぜ」「スーパーはくと」を18時~20時に等間隔に設定することで、帰宅需要を狙っています。
この時間帯の特急は、尼崎・芦屋以外の新快速停車駅に停車していますが、この「らくラクはりま」は新快速の止まらない大久保に停車することで、注目を集めました。

「通特」らくラクはりま

らくラクはりまの表示
「らくラクはりま」の列車種別は「通特」。下の「こうのとり21号」と違うことに注目。

らくラクはりまは2018年に大阪~姫路間で運転開始。当初は自由席もありましたが、「チケットレス」推進のために全車指定席に変更。
さらに大久保駅停車、新大阪駅発着に変更と変化が加えられて現在に至りますが、登場当初から通勤利用者の着席目的の特急であることはかわりありません。

JR西日本での案内は「通勤特急」掲示では略称として「通特」の表示がされています・・・が、「通特」だけだとよくわからないような。併走する阪急にも「通勤特急」の設定はありますが、「通特」の略称は見たことないです。

らくラクはりま、289系
新大阪駅に入線した「らくラクはりま」。289系を使用します。
側面表示
側面表示。「らくラクはりま」は専用イラストが使われています。らくらくのRと、播磨灘の波をイメージしたものでしょうか。

車両は「くろしお」に使用される289系を使用。683系2000番台からの改造で、改造前の車両は乗車済ですが、289系自体は初乗車となります。
ボンネットが改造車であることを示します。

車内
車内は基本的に原型をとどめていて大きな改造は行われていないようです。

車内は改造前と大きく変わってはいません。新大阪発車時は当然のことながらガラガラで、ほとんど回送同然で発車しました。
車内チャイムが「びわこエクスプレス」では「北陸ロマン」ですが、こちらは「サンダーチャイム」です。
数分の乗車で大阪駅に到着。大阪駅では大量の通勤客が待ち構えていました。。。。

が、実際に乗ってきたのは一部。
行列はそのあとに発車する新快速播州赤穂行きの客で、新快速の需要の強さを思い知りました。
それでも6割ほどの客を乗せ、大阪駅を出発。
289系電車の1番席は壁際席です。壁際席はコンセントが設置されているので、干上がりかけたスマホの充電を行います。
夕ラッシュのピークということですが、390円追加で優雅な移動ができるのはやっぱりいいものです。

大阪駅発車直後は前の列車につかえているのかノロノロ運転でしたが、尼崎を通過したあたりからスピードアップ。
新快速でよく通るルートではあるのですが、特急型車両になるとなんか違う路線のようにも見えます。
明石海峡大橋の灯りが見えると、明石、西明石。大久保は西明石の次の駅です。

大久保駅
大久保駅に停車中の「らくラクはりま」。駅は典型的な郊外のベッドタウンに位置しており、大阪、神戸方面への通勤客も増加中。

西明石を発車すると、ほどなく大久保です。
大久保駅は1番線から4番線まである駅で、折り返し設備も持っています。
このため、ダイヤが大幅乱れたときは幻の「新快速大久保行き」が出現し、大久保駅で折り返していきます。

普段は新快速も通過する大久保駅ですが、「らくラクはりま」から下車した人はそこそこいました。
ほとんどが通勤客と思われ、底堅い需要があるようです。

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