山陰ディスティネーションパス

20060430

特急「スーパーはくと1号」指定券で使用したきっぷがこの山陰ディスティネーションパスです。
ディスティネーションキャンペーンとは「行き先の宣伝」の訳どおり、JRや地方自治体が協力して行う送客キャンペーン?といってもいいでしょうか。
国鉄時代の昭和53年に「きらめく紀州路」からはじまり、地域や県単位でだいたい4半期ごとに行われ、
今年はは4/1~5/31まで「山陰ディスティネーションキャンペーン(見つけてください、あなたの山陰)」、
6/1~8/31に「北海道ディスティネーションキャンペーン(ひとりひとりが、花のおもてなしはなたび北海道)」
と続きます。

さて、これは今回の山陰DCではなく、前回の山陰DCのときに発売されたもので、意味合い的には往復の特急券付の山陰ゾーン周遊きっぷに近いです。
エリアは同じですが、特典がついたりします。

ただ3日間しかない有効期間にこのエリア全部めぐるのは酷な話で、結局鳥取・倉吉・三朝、大山近辺を重点的に回り、出雲方面は手が出ませんでした。
この手のフリーきっぷは有効期間が短めな場合が多く、フリー区間が広いからといって飛びつくと失敗しがちなので、

・まず一番行きたいところはどこか
・はずせないところはどこか
・上記2つについてちゃんと回れるように、ゆとりをとった計画が取れているか
・いざとなったら省略してもいいところはどこか

これをきちんと決めた上できっぷを選択したほうがいいでしょう。
最近掲示板なんかではフリー区間のエリアの広さにとらわれて、自爆しそうなプランを考える人もいますが、
「旅で何をしたいのか」をまず考えるようにしましょう。

なお今年の山陰DCではこの山陰DCパスはなく、既存の「松江・境港ぐるりんパス」が期間中値下げする形になってます。
フリー区間+観光地の入場料コミですが、全部回ろうとするとやっぱり自爆しそうな気が・・・
(足立美術館なんて半日はほしいですし)

最近JR西日本はぐるりんパスを宣伝して、その安さを宣伝していますが、
全部回ると絶対無理めな行程になるものばかりで、客向けにはやや誇大広告気味なところが気になります。
地元自治体としても、そんな駆け足で回られてもいいのでしょうか???

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