のぞみ120号、乗車券・特急券

新幹線「のぞみ120号」特急券・乗車券(EX予約・S Work車両)

EX予約で指定した「のぞみ120号」の特急券・乗車券です。
S Work席の記載があるとおり、本来ならば新幹線の中で仕事をしたいビジネス客向けの座席です。
条件とはしては下記のとおり

7号車がS Work車両。
・EX予約、スマートEXのみ予約・購入可能。駅での購入不可。
・おひとり様のみ予約可。(複数人予約不可)
・価格は通常の指定席と同額。ただし早特設定はなし。
・発売は乗車の28日前より。(一か月前ではない)

まさに「直前に予約して、一人で車内で仕事をするビジネスマン向け」に特化した車両ということになります。
このあたり、比較的条件がゆるいJR東日本のTRAIN DESKに比べるとかなり厳格で、JR東海がいかにビジネスパーソンを重要視しているかわかります。

・・・・とまあ、そこまではいいのですが、TRAIN DESKは平日のみ設定なのに対し、S Work車両はなぜか土休日も設定されています。さすがに盆GW正月は設定が解除されるようですが、JR東海は土日も働けと言っているのでしょうか(笑)
それは冗談として、実際に土休日のS Work車両をの空席状況みると・・・・?

4/22の東京8時30発の「のぞみ17号」の空席状況を出してみました。

S Work席の空きっぷりが目立ちます。これはある程度は予想できたのですが、

土休日はグループ客が多い(S Work席は一人予約限定)
土休日はEX予約、スマートEXを使わない一見さん客が多い(S Work席はEX予約、スマートEX限定)

ということなのでしょう。逆に言うと、EX予約が可能な一人旅客にとっては、土休日は非常に席が取りやすくなるということです。

かく言う自分も、乗車当日に「のぞみ120号」を予約しようとして空席「▲」となっててギョっとしてたところ、S Work席を指定したら半分も埋まっておらず、余裕でE席が確保できました。
これはこれでありがたいのですが、JR東海には土休日のS Work席の設定の意図を聞いてみたいものです。

空席状況
のぞみ17号の空席状況です。指定席は残席わずかを示す「▲」ですが、S Work席は1両しかないのに「〇」の表示。
のぞみ17号、指定席の座席指定
のぞみ17号、指定席の座席指定は残席わずかなのでできず。当然窓側は空いていませんでした。
のぞみ17号指定席 S Work席
逆に空席状態が「〇」のS Work席は、座席指定可能で窓側も十分空席アリ。

S Work車両の静かな車内

のぞみ120号7号車
のぞみ120号の7号車です。見た目は通常の指定席と同じ。

岡山駅のきっぷ売り場は券売機、有人窓口も大行列。流石にコロナ明けの土曜とあってかなり賑わっています。
窓口に出ている空席状況も「×(満席)」のオンパレード。しかし、この空席状況は「S Work 席」は含まれていないのがミソ。
そう、「S Work 席」はガラガラなんですよね。特に山陽新幹線はEX予約の比率が低いからか空きが目立つようです。

JR西日本の「e5489」は S Work 席の指定はできません

岡山から乗車した「のぞみ120号」はN700A編成。S Work 席はN700S編成が設備充実してますが、別に今回はその設備を使うわけではないので問題ないです。

7号車「S Work 席」は6割ぐらいの乗車率です。一人客しかいないのと、土曜まで仕事をする人は流石におらず、車内はいたって静か。
一応S Work 車内は座席での携帯電話OKですが、ほとんどの人が寝てるかスマホを操作しているかでした。

土曜に車内で仕事なんてしてないですよ。

自分の周りも誰もいないので、これ幸いと遅い朝食へ。

あなごめし
瀬戸内の駅弁では定番の「あなごめし」今回は三原駅の「浜吉」のもの。
あなごめし、中身
あなごめしは、焼アナゴが出汁の効いた炊き込みご飯の上に敷き詰められています。

あなごめしは宮島口のものが有名ですが、瀬戸内の各駅で販売があり、今回は三原の浜吉が販売しているのをチョイス。
うなぎめしに比べると、あなごめしはやや淡泊で食べやすく、遅い朝食としてはうなぎより軽いため、あいそうです。
パッケージが桃太郎なのはよくわかりませんが。。。三原と桃太郎がいまいちピンとこない。ググってもキャバレーしか出てこないし(爆)

車掌の放送では混雑のお詫び放送が流れていましたが、土曜の S Work車両は空いていていたってのんびりした雰囲気でした。

さらなる飛躍へ

2023/04/19 JR東海は、この S Work席の拡充を発表しました。具体的には下記のとおり。10月ごろを予定しています。

・B席を敷居としてA席C席を1.5倍広く使える「S Work Pシート」の導入。
・S Work 車両の「ひかり」「こだま」への導入。
・S Work 車両のリクライニングシートをあまり倒れないようにする。
・N700S編成のビジネスブースの全編成への導入。
・S Work席のEX予約以外への展開。

東海道新幹線のビジネス環境の更なる充実について(JR東海ニュースリリース)

どうやら7号車を本格的に S Work 専用席化するようです。
リクライニングを倒れないようにする、というのは改悪のように見えますが、現行のN700系のリクライニングは普通車であっても比較的大きく倒れるため、それによって後席のテーブルで作業している人に影響が出ないようにするものです。
あくまでも「ビジネスファースト」です。

でも、EX予約以外にも予約可能にするのは、今の環境を壊す気がするので、正直反対・・・。まあここまで乗車率に差が出ると仕方ない部分もありますが。

(4/25:正しく表示されないため、一部修正しました。)

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