「さくら572号」特急券・乗車券

新幹線「さくら572号」新幹線特急券(株主優待)

前回の記事に引き続き、博多から新大阪の「さくら572号」の株主優待の新幹線特急券です。
今度は「みずほ」ではなく「さくら」です。

「みずほ」と「さくら」は車両も同じ、運転区間も同じ。となると違うのは停車駅と料金そのものです。
前回の記事と見比べるとわかりますが、160円「さくら」のほうが安いです。
今回は株主優待で半額なので、通常料金ですと320円「さくら」のほうが安いです。

料金が高い分「みずほ」のほうが早く、この差はいわば「速達料金」といえるでしょう。
過去には、「のぞみ」よりも割安かつ設備のいい「ひかりRailStar」のほうが速達性でも勝るといういびつな状況も見られましたが、現在の「みずほ」「さくら」に関してはそういう逆転現象はありません。なお、博多~新大阪の最速は「みずほ」ではなく「のぞみ64号」で2時間21分。「みずほ」の最速は603号で2時間23分となっています。

ちなみに過去最速は1997年に登場した500系による「のぞみ501号」「のぞみ500号」の2時間17分。
新神戸通過が大きかったのですが、2003年に新神戸停車後も2時間21分と、今の「のぞみ64号」と同等で、20年前と実は差がなかったり。
今はハローキティ新幹線など、ネタ列車の話題が多い500系ですが、登場当初はオーバースペックと言われてました。確かに・・・と思わせる結果です。

値上げでどうなる?

さて、山陽新幹線は2023年4月から値上げを予定しています。

値上げ額は区間によって異なり、110円から440円。博多~新大阪間だと440円の値上げです。
ここ注意点としては、「のぞみ・みずほのみ値上げ」ということです。すなわち、「みずほ」と「さくら」での料金差が広がることを意味します。

2023年からの「みずほ」「さくら」の博多~新大阪間の特急料金

「みずほ」・・・6230円(440円値上げ)

「さくら」・・・5490円(かわらず)

「みずほ」「さくら」(e特急券)・・・5250円(かわらず)

4月以降は「みずほ」と「さくら」は差額にして760円。一人ならばたいしたことなくても、4人だと3040円なので、割と無視できない額です。
「さくら」の停車駅は増加しており、それに伴い「のぞみ」に抜かれる列車も増加中。このため、「みずほ」との時間差も広がっている傾向にあります。
このあたり財布と時間との兼ね合いといったところでしょうか。

なお、EX予約やおでかけねっとなどのインターネット予約サービスについては、2023年4月以降も変更ありません。「さくら」「みずほ」の価格差は4月以降なく、特に「みずほ」は窓口利用とネット利用で1000円近く差ができてしまうため、よりネット利用にシフトしたい思惑が見られます。

もっともインターネット予約も昨年4月の値上げまでは4140円、さらにそれ以前は増税前とはいえ3530円と異様に安かったです。

これは航空機との競争で、新大阪から広島までの料金とそれより先の料金を同一にしてしまったためで、新大阪~広島と新大阪~博多の特急料金が同じという極端な料金設定でしたが、今は大阪~福岡は新幹線の一強状態になっていますので、徐々に値上げしていっている感じです。

でも「株優」は「さくら」を使う限りは今回も値上げの影響はなく。。。つまり「株優」最強ってことで(ぉぃ

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