TR-PASS

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台鐡が3日間、ないしは5日間乗り放題の、TR-PASSです。
自強、莒光、復興といった各列車が乗り放題で、3日用で1800元(約6000円)、5日用2500元(約8200円)となっています。台鐡用のきっぷですので、台湾新幹線(高鐡)には乗れません。座席指定は事前に無料で受けることができます。
このほか、4人集まると割引となり、3日間4人で4200元、5日間4人で7000元となるほか、海外学生用というものもあり、10日間で1098元と格安ですが、自強に乗れないほか、莒光以下も座席指定ができず、常に無座であるという制限もあります。
(学生用は要パスポート+国際学生証)

きっぷはブックレットにきっぷをセロハンテープで止めるというなかなか斬新なスタイルです。
基本的に冊子ときっぷは一緒に使う必要があります。
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購入は台鐡の主な駅の窓口です。全駅というわけではないですが、そこそこ大きな駅では取り扱いがあるようです。ただ、あまり発売実績がないとかで、発券に手間取る駅員もいるとか。なお、発売には身分証明書が必要で、外国人ならばパスポートが一番手っ取り早いです。
自分は台北駅の窓口での購入でしたが、幸いすんなり買えました。

購入方法ですが、中国語は話せませんので、台鐡のTR=PASSのページをプリントアウトして、3日用、全票(=大人)、1800元のところにペンで○をつけて、「TRPASS?」と言ってパスポートと一緒に提出しました。
すると係員は理解したようですぐに発券を開始、ブックレットは別に保管していたようで、奥に逝って、どこからか持ってきました。
そして発券したきっぷをブックレットにぺたっと貼り付けて完了。
意外とスムーズでした。

3日用で1日2000円程度なので、すごくオトクかというとそうでもなく、もともと台鐡の運賃が安いので、それこそ台湾一周ぐらいしないと3日用のモトは取れません。5日用にいたってはかなり乗り倒す必要がありそうです。

TRPASSは外国人の利用を想定して冊子の利用方法が中国語、英語のほかに、日本語でも書かれていました。
しかしこれが見事なまでの直訳で、なんか誤解を招きそうな表現が。とりあえず自分なりに意訳してみると・・・
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1、きっぷの券面にGと記載されているのが一般用で、4 in 1と記載されているのが4人用。

2、利用開始日は、発売日から30日間以内のどこか。利用開始日からは3日用は連続3日間、5日用は連続5日間利用可能。ただし、発売日から30日以内しか利用できない。
乗車の際は必ずこのきっぷを持参し、駅員や車掌にはんこを押してもらうようにすること。

3、座席を指定するときは事前にこのきっぷを発券窓口の係員に提示して指定を受けること。受けずに乗った場合は無座(無指定)となる。

4、このきっぷは旧正月など一部利用できない期間がある。(別途公告する。)

5、有効期間の変更は不可。また利用開始後の払い戻しは基本的に不可。(災害などで運休した場合は特例あり。)

6、当日同じ列車は2回以上座席指定できない。また、変更や指定の取り消しは列車の発車前まで1度のみ無料で可能で、2回目以降は13元の手数料が必要。

7、指定席のみ列車で遅延した場合は、係員の判断で有効期間を1日延長することがある。

8、紛失や盗難に伴う再発行はしない。

9、購入時の身分証明と、使用者の身分証明が合致しない場合は無効とし、改めてきっぷを購入すること。4人用の場合は4人分購入すること。

10、ここに規定がない項目は台鐡の規定に準じる。

11、カスタマーサービス(電話番号)

このうち、誤解を招きそうなのが6番でしょうか。なんか、1日1回しか指定が取れないようにも見えますが、そうではないと思います。(というか自分は普通に1日複数枚の対号列車の指定を取得してますし。)
まあ、自分の意訳も怪しいですが、6以外はなんとなく日本のフリーきっぷにもにたような規定があるので、まあなんとなくわかる気がします。

なお、自分はTR-PASS購入時に3日分の指定をまとめて予約しています。

 

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