易遊網「台北→花蓮」環島之星乗車券

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台北→花蓮の第2次観光車の乗車券(なのか?)です。
鉄道会社が発売するきっぷとは別に、易遊網(ez-Travel)が列車を借り上げて、環島之星として、毎日列車を運行しており、これはそのきっぷになります。
主に易遊網が主催するツアーを利用するとこの列車を使うことが多くなります。

今回利用したツアーがこちら。
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日本にいるうちにインターネット(易遊網)で予約し、乗車前日に台北駅の易遊網のカウンターでチケットと行程表を受け取りました。外国人が予約するときはパスポート番号が必須なので、予約の前にはパスポートの準備を忘れずに。
今回のツアーは台北から花蓮、タロコ渓谷を1日で回るツアーで、朝8時から夕方19時まで約11時間のコース。お一人様1600元(約6000円)也。ツアー名が「夏の軽い旅行」となぜかここだけ日本語になっているのは謎。

当日台北駅に向かい、案内を見ると車種は「観光」行き先は「台北」。つまり、台北発台北行きの台湾一周列車になります。第1次が台北から反時計回りで台北に向かう列車、そして今回乗車する第2次列車は台北から時計回りで台北に向かう列車です。
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車内は、3列のリクライニングシートが並ぶ豪華版。枕カバーが易遊網のものになっていました。
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編成は6両編成で、上記のような座席車が4両。そして、下記のようなビュッフェ車が1両ついています。
ビュッフェではソフトドリンクは無料でいつでも飲むことができます。また、時々ワゴンで巡回してドリンクを配っていました。
ちなみに、右側のダンディなお方は、この列車に乗務するパフォーマーの方で、道中車内を巡回しては手品やパフォーマンスをやってました。
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ビュッフェ車のうち1/3はカラオケ車になっており、カラオケをすることができます。日本の曲も多少あるみたいでした。
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残りの1両は食堂車です。4人掛けボックスとカウンター席の合造になっています。ただ営業時間帯ではなかったようで、覗いたときは車掌が居眠りしていました(笑)
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さて、台北~花蓮ですが、途中の蘇澳新を抜けると海岸線を走行します。景色としては、九州の海岸線に似ており、流石に日本に近いだけあります。この区間は道路が発達しておらず、事実上の台鉄の独占区間となっており、年中混んでます。まあ途中区間が無人地帯ですからね。

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道中では朝食が配られました。サンドイッチを中心にしたランチボックスですが、揚げ物が入ってるのはさすがに中華な国であります。20160711_7

6両編成の列車は無事、花蓮に到着しました。ここから車両の増結・解結を行います。その間に写真でも。

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先頭は電気機関車です。非電化の花蓮以南を走行するため、ここで電気機関車を切り離してディーゼル機関車に切り替えます。(現在は花蓮以南、台東・知本まで電化済み)
さらにここから一般の客車を3両連結。こちらは観光車ではなく、通常の「キョ光号」として運転されます。つまり団体専用列車に一緒にくっつく形で、キョ光第52次として、台湾を3/4周して台北まで向かいます。

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食堂車の外観は日本でも話題になった「痛食堂車」。これが台湾一周してるんですね。。。
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逆エンドからみたところ。
どうも台湾はこういうのに寛容なところがあるようです。

こちらは、ビュッフェ&カラオケ車。こちらは環島之星オリジナルの塗装になっています。20160711_12

さて、花蓮からは観光バスに乗って観光地めぐりです。環島之星は基本的に台湾の客が中心なので、当然ガイドは中国語ですが、バスの運転士が日本語を少し話せるため、下車観光地では、バスの運転士が私たち日本人相手の専属ガイドということに。

続きは次回。

 

 

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