快速「〇〇のはなし」指定席券(2022年)

〇〇のはなし東萩行き指定席券

前回の記事に続き「〇〇のはなし」の指定席券です。今度は2022年度乗車分で、下関から東萩まで乗車しました。こちらは昼間の運行となります。
きっぷの券面も前回と同じ。しかし、こちらは仙崎には立ち寄りません。長門市から萩へ直行します。
やはり東萩行きのほうが人気が高いようです。

イベント盛りだくさんな列車

下関から乗車。

今日は下関駅からの乗車。コロナ渦の微妙な時期ではあるものの、車内はほぼ満席。

今回は下関からの乗車です。
下関駅は長いホームを生かして一部のホームは東側が高くなっており、高い部分には電車が、西側の低いホームには気動車が止まります。「〇〇のはなし」は気動車なので、東から入線した列車は階段付近を通り過ぎて、ホームが低い西側部分に止まりました。

車内はコロナ渦とはいえ、ほぼ満席。

日本海

下関を出て30分も経たないうちに日本海が見えてきます。この日は快晴に恵まれて澄んだ海でした。

下関を発車して幡生を過ぎると山陰本線に入ります。しばらくは家が多いですが、20分も走ると海沿い区間が早くも出現。今日は夏の海が広がっています。

さて、「〇〇のはなし」はイベントが多いのも特徴。ホームページではイベントカレンダーもあり、テーマに沿ったイベントが開催されています。
この日は長門市までの区間は下関市観光協会の方が乗車して、主に下関市周辺の観光案内や下関にまつわる「はなし」、そしてクイズ大会など飽きさせない工夫が凝らされています。

◯◯のはなし│観光列車の旅時間:JRおでかけネット
美しい絶景が続く山陰線。そこには、見て、聞いて、感じてみたい「はなし」があります。さぁ、美しい海岸線とともに、萩(は)、長門(な)、下関(し)の「はなし」を辿る旅へ。

そして小串を出ると再び日本海にが見えてきます。やはり海の景色はみんな見入ってしまいまますね。
長門二見に再度山中に入り、なかなか読めない特牛(こっとい)を通過すると、下車駅である阿川駅に到着します。

阿川駅

阿川駅前のカフェ。シースルーのおしゃれカフェですが、周りの景観と比べて浮いているとの声も・・・

阿川駅では20分ほどの停車。阿川駅では駅舎改築(というか合理化)の際にその一部を使用して「AGAWA」というオープンカフェが2020年から主に週末を中心に営業しています。
のどかな田舎にいきなり現代アートのカフェができたような感じで、周囲から若干浮いている感もなくはないですが、「〇〇のはなし」が到着すると、このカフェに観光客が群がることに。

8月初旬という一番暑い時期なのでアイスコーヒーやオリジナルのミントクリームソーダがどんどん売れていきました。
自分は当たり前?ですがもちろんビール。

365+1 BEER

365+1 BEER。長門湯本に醸造所があります。

「AGAWA」で売られていたのは「365+1 BEER」。「さんろくろくビール」と読みます。長門湯本に醸造所があり、主に長門周辺で流通しているマイクロブルワリーです。
暑さでややへろへろになってたので、ビールは冷えているうちに一気飲み。
体も一気に回復です(笑)

長門市で下関観光協会の方は下車し、代わって萩市観光協会の方が乗り込んでこられました。もちろん萩のPRです。

おりじなるのおちょこ

萩焼で作られた「〇〇のはなし」オリジナルのおちょこ。もちろん非売品です。

車内ではじゃんけん大会を実施。景品は萩焼の湯のみですが、惜しくもはずれたものの、この日乗車した方全品に萩焼のおちょこか箸置きが配られました。酒のみの自分はもちろんおちょこを選択。
しかし、オリジナル品を作るあたり、力入ってます。

飯井あたりの海の絶景区間はもちろんスローダウン。みんな写真を撮ります。大きな川がみられたらと思ったら萩駅到着。そして終点東萩です。

東萩駅到着

終点東萩駅到着。
立派な駅舎ですが、無人駅です。。。

5年前と違うのは東萩駅は無人駅になっていたこと。観光案内所が稼働中なのが救いでしょうか。現在萩の観光の中心は明倫センター付近で、新山口への高速バスも発着しかなり賑わっています。
「〇〇のはなし」が到着したときは駅も賑やかになりますが、改札を抜けると皆バスやタクシーに乗って萩市内観光に繰り出していき、すぐに静かな東萩駅に戻ってしままいました。
現在東萩を含む益田~長門市~小串間はキロあたりの輸送人員が300人程度とかなり厳しく、今後存廃の「はなし」も出てきそうな雰囲気もありますね。

2/28の記事に続く)

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