東京相生新幹線特急券

「のぞみ1号」「ひかり395号」新幹線e特急券・他

東京~新神戸の新幹線特急券
東京から新神戸の「のぞみ1号」の新幹線指定券。新大阪でなく新神戸乗り継ぎなのはホームが同一ホーム確定のため。
ひかり395号
ひかり395号は名古屋始発の広島行き。現在のひかり595号になります。

前回に続いて小ネタです。

「のぞみ1号」と「ひかり395号」の新幹線特急券です。「のぞみ1号」は500系「のぞみ」が東京乗り入れを開始した1997年改正から一貫して東京発6時をキープしています。
それ以前は「名古屋飛ばし」で新聞をにぎわせた「のぞみ301号」が朝6時発になっていました。

相生駅は「のぞみ」が停車しないため、どこかで乗り換えが必要ですが、JR東海・JR西日本はこのような乗り継ぎの場合、新神戸での乗り換えを推奨しています。
というのも新大阪での乗り換えの場合、ホームが変わって移動を伴う可能性がありますが、新神戸の場合博多方面ホームは一つしかありませんから同一ホーム乗り換えになります。
特に上り東京方面の自由席の場合、新大阪始発の列車に乗るのでなければ新神戸乗り継ぎが座席確保の面でも有利です。(新大阪で乗客が入れ替わる可能性が多いため。)
上りは車内放送でも案内されることがあります。

ただ、きっぷ整理の際に当初このきっぷを見たときに相生で降りた記憶が思い出せません。
はて?きっぷだけ購入してそのままにしたんだろうか?もしかしてキャンセル忘れてた?といろいろ考えましたが、次のきっぷが出た瞬間にすべてが解決しました。

相生分割の特急券

相生~岡山の特定特急券
相生~岡山の特定特急券。特定特急券によって乗継割引狙いはよくある手。
岡山から松江の特急券
岡山から松江の乗継割引の特急券。岡山での乗継割引は2023年4月に廃止されました。

相生~岡山の特定特急券に、岡山~松江の「やくも7号」の乗継割引適用の特急券・グリーン券になります。
つまり、東京~相生のe特急券と、相生~岡山の特定特急券、岡山~松江の乗継割引の特急券・グリーン券を組み合わせた形となっています。乗継割引とは、新幹線と在来線を乗り継ぐと在来線の特急料金が半額になる制度です。

当時なぜこんな面倒なこと考えたのかというと

  • 新幹線のエクスプレス予約は単体では安いが在来線との乗継割引が適用できない。
  • 東京~岡山と東京~相生では新幹線特急料金が異なり、東京~相生のほうがワンランク安い。
  • 相生~岡山だと特定特急料金適用でそもそも安いし、これで乗継割引も効く。

ということで、2023年現在の価格で比べると、

  • 東京~岡山(e特急券)5630円+岡山~松江(特急券)2730円=8360円
  • 東京~岡山(のぞみ特急券)7300円+岡山~松江(乗継特急券)1360円=8660円
  • 東京~相生(e特急券)5180円+相生~岡山(特定特急券)990円+岡山~松江(乗継特急券)1360円=7530円

となり、相生分割が一番安くなりました。
乗継割引を適用するために特急券を分割する手法は割と昔からある手ですが、運賃料金分割最安値計算ソフトに乗継割引を考慮した分割設定が出てこないのは、ロジックが面倒になるからでしょうか。(エンジニア目線ではそこまで面倒とは思えないけど。)

なお、2023年3月末で、岡山での乗継割引の取り扱いが終了したため、現在相生分割の特急券は乗り換えは発生するわ、時間はかかるわと損なだけのきっぷとなっています。
まさかこの抜け穴を防ぐために廃止した・・・とは思えませんが、2023年の岡山乗継割引の廃止は方々に影響を与えているようです。

やくも号
出雲市駅に停車中の「やくも」。当時はまだ「ゆったりやくも」化は途中で、未施工車は381系もグリーンの帯をまいていました。

このあとは一畑電車に乗りに行っています。

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