博多~東京の特急券・グリーン券

「のぞみ32号」「のぞみ134号」e特急券(グリーン特典)

のぞみ32号グリーン券
博多~新大阪間はのぞみ32号を使用。N700系での運転です。
のぞみ134号
新大阪からは新大阪始発の「のぞみ134号」を利用。新大阪で乗り換えました。こちらは今は亡き700系です。

前回に引き続き小ネタです。

博多->東京のエクスプレス予約によるe特急券です。
(G特典)とはエクスプレス予約のグリーン特典によって発行されたきっぷです。
グリーン特典とはエクスプレス予約で予約によって得られたポイントで、グリーン車アップグレードができる制度です。
以前も紹介したことがありますが、グリーン料金部分が0円になるのが大きな特徴。

グリーン特典は改札内で乗り換えになる場合も両方の列車に適用することができます。また、「のぞみ・みずほ号」と「ひかり・さくら・こだま・つばめ号」では特急料金が異なるため、新幹線改札内乗り継ぎの場合はこのように「のぞみ指定席区間」(九州新幹線全通後は「のぞみ料金区間」)が記載された料金券+指のみ券の形式になります。
しかし今回は、新大阪でのぞみ号同士で乗り換えたため、「のぞみ指定席区間(博多~東京)」という珍妙なスタイルになりました。まあのぞみ号同士で乗り換えってあまり機会ないですからねえ。

で、博多~東京直通の「のぞみ32号」ではなく、わざわざ新大阪でのぞみ号を乗り換えたのか、それは日付にヒントがあります。

三連休最終日の東海道新幹線

2008年11月24日は三連休の最終日。
三連休最終日の夕方に東京に着く便となると、新幹線、航空機問わず混雑が容易に予想できます。
案の定飛行機は早々に満席。となると福岡から東京まで新幹線となりましたが、指定席は早々に満席。
博多からだと始発なので自由席で着席も可能ですが、紅葉のシーズンでもある晩秋だと、どう考えても京都から通路まで立ち席でびっしりになることがわかっているので正直やりたくありません。

よくニュースで自由席に立ち席びっしりになっている映像が流れますが、あれって実際に体験すると、着席していても想像以上に圧迫感を感じます。

ならばグリーン特典を利用・・・と思ったら東京~博多の直通「のぞみ」はどれもグリーン車の特典枠に空きがありません。
エクスプレス予約のグリーン特典は列車ごとに枠があり、グリーン車が空いてても特典は空きがないことがよくあります。

そこで、新大阪始発の「のぞみ」にターゲットを変更。
案の定「のぞみ134号」のグリーン特典に空席があり、「のぞみ32号」との乗り継ぎで発券。
「のぞみ32号」は博多から東京まではグリーン特典は空いていませんでしたが、新大阪までなら空いていました。
個人的には「のぞみ」は列車毎に全区間通しでグリーン特典枠があり、例えば東京~博多「のぞみ」でグリーン特典枠が20席あったとして、ほかの人が新大阪~東京で特典枠が使われたとしても、博多~新大阪のグリーン特典枠が空いていたのでは?と予想しますが、実際はどのような運用になっているのでしょうか。

さて、答え合わせの乗車ですが予想はがっつり的中。
博多からの「のぞみ32号」は広島で既に自由席は立席が出始め、岡山で「奥につめてください」放送が。
下車した新大阪では「のぞみ134号」が向かいのホームでスタンバイ中。
ただ、既に新大阪で既に自由席は立ち席が出る状態。京都では自由席に乗り切れなかったようで、車内放送で自由席客の指定席車両への立席開放が発動され、指定席のデッキや通路にまで自由席客が流れ込む事態に。
一方でグリーン車は隣席に誰も来なかったのはうれしい誤算ではありましたが、終始落ち着いた車内でした。

いくら混雑していてもグリーン券持たない客のグリーン車滞在は禁止です。

この日ほどグリーン特典のありがたみを感じたことはなかったです。
グリーン特典ってどこで使うべきか迷うときがありますが、やはり「多客期に使う」のが一番効果的でしょう。ただし取れないと悲惨なので早めにとるべし、ですが。

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