ふるさと行きの乗車券

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ふるさと行きの乗車券です。
最初聞いたときはなんじゃこのネーミングは、と耳を疑いましたが、駅構内で盛んにこのきっぷの名前を連呼しているのを聞くと、なんか慣れてしまうのが不思議なところです。

1000円高速対策として登場したとのことですが、年末に1000円高速は実施なし。(といってもしないことが決まったのはこのきっぷの発表後なんですけど。)
本当に1000円高速対策になったのかは微妙なところです。

さて、このきっぷは俗に言う「着地エリア制」のきっぷです。
この手のきっぷは行楽地向けを中心に意外と昔からあるのですが(シュプールきっぷなんかが有名ですね。)、あまり一般的ではありません。
で、実際にきっぷを手にとって見ると、見た目は「往復+着地フリータイプ」のきっぷと勘違いしそうです。
そのためかわざわざ券面に大きく「エリアは乗り降り自由ではありません」と書かれています。

ただこのきっぷ、エリアが大きいため、着駅によって大きく割引率が違います。
新潟・庄内エリアの場合、長岡と酒田では割引率がまるで違い、長岡では1000円程度なのに、酒田だと半額近くになってしまいます。
まあ逆にいえば、長岡往復と酒田往復で同価格なのはどうなの?という気もしないわけでもありませんが。このあたりは発券効率を狙ったものかもしれません。

あと発売日が12月20日までだったり、有効期間が一律7日間だったりとややもすると混乱を招きかねないルールもあるため、もしかしたら現場で混乱している可能性もあるかも。特に後者は意外と盲点で、12月26日に使用開始だと、有効期間は1月1日まで。
きっぷを見ればわかるとは言え、慣れてない人が使うと、本日(1/2)に使用して改札でひっかかってしまった、てなことが起きないか心配です。
(特に指定席券売機で発券すると、有効期間のことがおざなりになりがちなので・・・)

ただ、このきっぷは「往復きっぷ」でもありません。行き券の着駅と帰り券の発駅は別でもかまわないわけで、この特性を利用して、行きは酒田まで乗車、帰りは直江津から乗車と、大きく駅を分けて利用しました。
さらに、VIEWカードグリーン車利用券は12/28~1/6までは使えませんが、12/26,27は使えるので、このきっぷを乗車券にして、12/26のMAXとき313号をグリーン車アップグレードにして使いました。
年末年始が使えないきっぷと年末年始限定のきっぷの組みあわせは奇妙ですが、それぞれの時間のすき間を狙った形になっています。

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「ふるさと行きの乗車券」への2件のフィードバック

  1. 自分もこのきっぷで帰省をしました。
    自分の場合は岩手なので大人往復9200円
    子供が半額以下の3400円
    いつも新幹線で帰るので結構、懐は助かりました。
    が、その先で放出しっぱなしでしたが、、、

    帰りの車販ではこのきっぷの提示で
    コーヒーが300円>200円と割引いていたり、さまざまな工夫をしていました。

  2. 家族連れだと恩恵は大きいでしょうね。
    でも今年は年末の紅白を聞きながら、1日に高速を出るように帰省して、3日に帰るという人が多かったようです。

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