「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の乗り鉄旅、秋田からは「こまち32号」東京に戻ります。
秋田駅で時間があるのでトピコにある「MANMA」へ。。。。って店なくなってるし。でも後釜?の「YA-YA Stazione B」も田沢湖ビール扱っているのでここで飲むことに。
ちょっと酔いが回ったことに秋田新幹線のホームに向かいました。
満席の秋田新幹線
ホームに向かうとすでに入線しており、車内もすでに人でいっぱい。
今回取得した「17号車8番席」は、17号車という一番端の号車の一番最後尾になります。
17号車は運転台後ろにドアはないため、この席はいわゆる行き止まり席ですね。
人の行き来がないから落ち着けるという考え方と、階段から遠いという考え方がありますが、今回はおそらく混雑するはず・・・であえて最後尾を選択しました。
で指定された座席に向かうとすでに人がいる・・・・
秋田~盛岡間は立席特急券で空いた席に座れますが、まさか始発駅で先に座られたのは初めての経験でした。(大曲花火のときも空いていたんだよなあ。)
車内ではしきりに満席を連呼しています。ざっと見、秋田で9割近い席が埋まっており、さらにデッキにも客が。立席特急券かな?と思ったら、「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」で指定席が取れなかった人たちでした。ということはこの混雑も多分JR東日本パスの影響ということで。(まあ、夜の東京行きなんで当然といえば当然。)
大曲花火並の客を乗せて、E6系は秋田駅を出発しました。
大曲駅で方向転換するため、17号車を先頭に出発。座席は後ろ向きなのはすっかり慣れたものです。
秋田新幹線の光景
秋田ではほとんど雪をみかけませんでしたが、出発するとみるみるうちに雪が見えるようになりました。
大曲までの見どころ?は峰吉川駅を過ぎてからしばらくしてから、神宮寺駅までの間の三線軌条区間です。
ここは、線路が三本敷かれた三線軌条区間と呼ばれ、線路が3本。狭軌の電車と標準軌の電車が一緒に走ることができます。他にも三線軌条区間はありますが、営業する狭軌と標準軌の電車が走るのは現在はここのみとなっています。
かつては、箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間が小田急の電車が狭軌、箱根登山鉄道の電車が標準軌でしたが、箱根湯本まで小田急車で統一されたため廃止され、わずかに箱根登山鉄道の車庫がある入生田~箱根湯本間のみとなっています。(箱根登山鉄道の車両は営業運転は行っていません。)
大曲で進行方向をかえ、田沢湖線に入ります。秋田県でも内陸部に位置するため、かなり雪も積もってます。
田沢湖で空席だった自分の隣の席も埋まり、いよいよ満席状態で盛岡との県境に入ります。
山越え区間は仙岩峠と呼ばれ、かなりの難所です。冬場は大雪でしばしば運休し、秋田新幹線の泣き所と言われています。
もっとも景色としてはそこそこすばらしく、渓谷沿いをE6系が走る姿は時々写真集とか出てたり。
でも秋田県やJR東日本としてもこのまま放置というわけではなさそうで、この難所を一気にトンネルでぶち抜く計画があるようです。
完成したらこの光景は過去のものとなってしまいますが、冬になったら雪におびえなければならない現状からすると、やっぱり必要なんでしょう。
峠を越えると雫石盆地に入り、岩手山が見えてきます。秋田側に比べると雪も大幅に少なくなり、日本海側との格差を感じさせます。
盛岡駅手前の大釜駅で「こまち」との交換を行うとすぐに盛岡駅。「はやぶさ32号」を併結します。
盛岡を発車するとぐんぐんスピードを上げ、みるみるうちに時速300キロ越え。
さっきまで同じ電車で岩木山とか車窓を楽しんでたのに、15分経たないうちに景色が流れるようになってしまうこのスピード感のギャップは、毎回乗っても慣れないものです(笑)
さらに軌道も新幹線になったので走行も安定するようになったからか、だんだん眠気がきてしまい。最後尾席の特権であるリクライニングをフルに倒して爆睡してしまいました。
人の動きを感じて目が覚めたら大宮駅。仙台は夢の中でした・・・。
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