特急「日本海」特急券・A寝台券

20131221
京都から新青森までの寝台特急「日本海」の特急券・A寝台券です。
定期運用から廃止される一ヶ月前に乗車したもので、どうせならばとA寝台を確保しました。
寝台料金は9,350円。これで今回は2段ベッドの窓なし上段ですから、まあ一般的な感覚からしたらかなり「高い」部類になるでしょう。

「日本海」のA寝台は以前にも紹介したことがあるのですが、8年前と比べると2往復から1往復になって「号」表示がなくなり、さらに号車が12号車から10号車と減車されているあたり、乗客減が著しかったのでしょう。
今回は京都から新青森までとなってます。新青森から新幹線の予定だったのですが・・・
ちなみに新青森停車は平成22年12月の東北新幹線新青森延伸の際に設定されました。しかし、そのわずか1年3ヶ月後に定期列車として運転が終了し、臨時列車になったときは再び新青森は通過となったため、新青森停車の日本海はわずか1年3ヶ月ということになります。

さて設備については前回取り上げたので、今回は通路から。
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2段式のベッドが並びます。カーテンのモケット色がピンクになっています。
こちらは喫煙室。
寝台は禁煙なので、タバコはこちらで。隣接して更衣室もありますが、ここは終夜明るいままなので、ミニロビー的な役割もありました。
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深夜のささやかな酒盛りのあと、就寝。
目が覚めると鷹ノ巣駅についていました。
どうやらドア故障したらしく、しばらく停車する模様。これ幸いと散歩に出て機関車を撮影。前面は雪でびっしりでした。
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ついで側面。
A寝台は、上部にある灯り窓が特徴です。今回は上段を選択しましたが、上段の場合、窓がなく、この灯り窓だけから外の明かりをとることができます。
側面も雪がこびりついており、深夜雪の中を走行していたことを示します。
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そして長時間停車の原因となった2号車の故障したドア。
どうやら雪がはさまってしまったからなのか、折り戸の下部の折り曲がる部分がはずれてしまったからようです。
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修理すれども復帰せず、結局この日の日本海は鷹ノ巣で運転打ち切りとなり、後続の普通列車で新青森に向かうことになりました。なんという中途半端感・・・
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コメント

  1. 匿名 より:

    A寝台高いですねえ。

    台湾でしたら通勤電車でも故障時用にドアにチェーンが用意されていたりします。先日も古い通勤客車のドアが閉まらず、チェーンが役立っていました。日本では手動ドアに慣れていないから危なくて無理でしょうか・・。

  2. ぱーぱー より:

    北海道で、オホーツクのドアが故障したのに遭遇したことがあります。
    ガムテで補修のうえ、ドア使用禁止にし別のドアから下りるように指示していました。