サンダーバード17号

特急「サンダーバード17号」おためしWESTERポイントチケットレス

おためしWESTチケットレス
おためしWESTERチケットレスの券面。
200ポイント使用し、250円で京都~大阪間の特急指定席に乗車可能です。

JR西日本のWESTERポイントは特急券に充当することができます。このうち、「WESTERポイントチケットレス」は、「J-WESTチケットレス」のうちの一部をポイントで置き換えることができます。

2日前から購入できる「J-WESTチケットレス」そのものは通常の指定席特急料金のだいたい半額で利用できるので、かなりお得です。例えば京都~大阪間だと通常の指定席特急料金1290円が650円となります。

おなじ京阪間を結ぶ京阪特急のプレミアムカーは500円なので、650円というのは結構絶妙な設定だったりします。

ただ「WESTERポイントチケットレス」は「J-WESTチケットレス」の発売額のうち、200ポイントを200円相当として充当できるものなので、1円=1ポイント相当となりいまいち旨味がありません。
WESTERポイントは先のグリーン車アップグレードのように、もっとお得な使い方があるので見送ってはいたのですが、JR西日本もそこについてやはり気にしていたのか「おためしWESTERポイントチケットレス」として期間限定で値下げにふみきってきました。

2023/12/01~2024/01/31の間、京都~新大阪・大阪間に限り、450円+200ポイントを250円+200ポイントに値下げしています。
指定席特急券が250円というのはあまりなく、最安値に近いですね。
券面は他のWESTERチケットレス同様、表紙券+指のみ券の体裁です。

ただ、消費しているのは「WESTERポイント」ではなく、「J-WESTポイント」になっています。J-WESTポイントは、2023年春まであったWESTERポイントの前身となるものです。おそらく誤植と思われるので、どこかの段階で直されるのではないかと思います。

これだったら積極的に使うかな。新快速Aシートのポイントチケットレスが使いやすいだけにもう一声を期待します。

さよなら和倉温泉行き

サンダーバード17号
サンダーバード17号の先頭車。リニューアルされているため、お面が黒っぽくなっています。

乗車した「サンダーバード17号」は1日1往復ある大阪から和倉温泉直通列車です。
車内は割と行楽客が多い印象。
和倉温泉がある七尾線は6両しか入れないため、9両が基本の683系4000番台車(通称ヨンダーバード)は使用できず、それ以外の車両が使われます。このため、和倉温泉方先頭車は必ず流線形タイプになります。

行き先表示
行き先表示の「和倉温泉」も2024年3月まで。ちなみに同じく発車案内にあるスーパーはくとの京都行きも2024年3月に消滅こそしないものの大幅削減されます。

行き先の和倉温泉行きは七尾線電化でできた行き先で、そのアナウンス効果によって和倉温泉の知名度は跳ね上がったそうです。

しかし北陸新幹線敦賀開業で、大阪から和倉温泉行きの直通列車は消滅するどころか、敦賀と金沢の2回乗り換えを強いられることになり、和倉温泉は関西方面からの集客で大きなハンデを強いられることになります。
さらに金沢で「花嫁のれん」「能登かがり火」に乗り換える場合、大阪~和倉温泉間の特急料金は現行の3360円から、2回乗り換えで5960円と、2500円以上の大幅値上げになる見込みです。
このため、和倉温泉ではかなり危機感を抱いているようです。

同時に東京から和倉温泉方面も乗継割引廃止に伴い片道600円程度の値上げになりますが、まだ傷は浅いと言えるでしょう。

既に大阪駅では記録に収めようと、「和倉温泉」の入った行き先が案内表示について写真を撮る人が結構いました。

12番D席
4号車12番D席は車いす席で一人掛けです。

なお、今回指定した「4号車12番D席」はいわゆる「車いす専用席」で、一人がけとなっています。
車いす席は11番と12番の2席ありますが、コンセントがあるのは壁席になる12番で、ねらい目の席と言えるでしょう。
なお、車いす席は乗車当日にロックが解除され一般に開放されるので、割とJ-WESTチケットレスと相性がよかったりします。

ただ、この日はインバウンドの方のキャリーケースがロックされておらず、カーブで流れてきて直撃を喰らいました。
大荷物はちゃんと固定しておいてほしい。。。

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