新潟から京都の急行「きたぐに」のB寝台券です。
きたぐにの寝台券自体は何度も紹介してますが、今回もパン下寝台です。ただし10号車です。
そもそも今回は当日急遽乗車することになり、当日青森駅で空席を聞いてみたのですがあいにく下段は満席。仕方ないのでとりあえず上段を購入しました。
ただ電車3段寝台の中段、上段は下段と比べると1000円の差額以上に居住性に差があるので、やっぱり下段がないか、今度は途中下車した鶴岡駅の女性駅員に聞いてみました。
・・・がやっぱり撃沈。
こんな状態ですから、パン下中段も空いてなさそう・・・。だけど、念のためパン下寝台である「8号車1,2、11~14番の中段」の空席も聞いてみましたが、やっぱり満席でした。
あきらめかけたそのとき、女性駅員が「今日は12両じゃなかったかな。」とマルスを叩くと、「10号車の中段なら空いてます。1,2、11~14番全部空いてますね。」
・・・そうか、その手があったか。
お盆なので、「きたぐに」が増結されて12両になってる可能性があったのをすっかり失念していました。
12両編成の場合、10号車1,2、11~14もパン下中段になります。
しかしこっちの意図を完全に読んで10号車を奨めてくるとは、なかなかいい感じの駅員ですね。
さて、パン下中段は過去にも紹介していますが、改めて紹介しますと、
寝台急行「きたぐに」の3段寝台のうち、パンタグラフ部分の寝台の中段を指します。この部分は上段がなく、下段と中段しかありません。このため、上段部分が空いています。
左がパン下の中段、右側が通常の中段です。
一目でパン下中段のほうが天井が高いことがわかります。
通常の中段は起き上がると天井に頭をぶつけてしまいますが、パン下ではその心配もありません。
デメリットはパンタのこすれる音がするぐらいですが、雨の日に多少聞こえるぐらいで、走行音に比べるとほとんど気になりません。
寝台料金は同じ5,250円なので、うまく利用しましょう。
コメント
とても気のきく係員さんですね。
と同時に、鶴岡付近でも急行きたぐには需要が高い列車だということですね。
確かに需要は高そうですね。
日本海だと時間帯的に厳しいですし。