「新潟->直江津」普通列車グリーン券

「新潟->直江津」普通列車グリーン券

「新潟->直江津」の普通列車グリーン券です。
えちごトキメキ鉄道開業後、金沢~新潟間の特急「北越」は廃止され、一部は新井・上越妙高~新潟の特急「しらゆき」なりました。
一方新潟~糸魚川間に快速列車が設定され、グリーン車も連結されるようになりました。このため、普通列車グリーン券ができています。なお、グリーン券が必要なのはJR線内のみで、えちごトキメキ鉄道線になる直江津~糸魚川間は不要です。

車両は485系電車を使用。特急にしなかったのは「しらゆき」で使用されるE653系との格差を考えたせいでしょうか。

糸魚川行きの快速列車
今や過去帳入りした地上駅時代の新潟駅で出発を待つ糸魚川行き快速。

この時期、この糸魚川快速の廃止がすでに出ていたため、ホームのグリーン車乗車口では既に行列が。

出入り口
リニューアルされた485系ですが、号車札や自由席サボはそのまま。デッキのゴミ箱もそのままです。愛称はないので側面の方向表示は「快速」のみ。

無事グリーン車の窓側席を確保し、座るとたちまち睡魔が襲ってきました。
グリーン車の座席は2+2の4列シートですが、座席自体は普通車より大型化されており、ゆったりしています。以前にも紹介しましたが、バックレストが大きめになっています。

もうすでに夜なので、景色は望めず基本的に睡眠タイム。
ほぼ満席のグリーン車はほぼ全員鉄道ファンとわかる人ばかり。
直江津でえちごトキメキ鉄道線に入りますが、だれも降りず満席状態が続きます。直江津から乗り込んできた鉄道ファンはグリーン車を覗き込みますが、満席なのを見て引き上げていきました。

糸魚川の手前で直流から交流に電源が切り替わるデッドセクションがあり、車内が一瞬暗くなります。そういえば、デッドセクションで電源断になる列車も最近はあまり見かけなくなり、2023年現在日常的にみられるのは関門トンネルぐらいではないでしょうか。

終点の糸魚川に到着。この日は糸魚川駅前のホテル泊です。

中古車両のお色直し

さて、朝の糸魚川駅で待っていたのは高岡行きの普通電車です。

とやま絵巻編成
糸魚川駅で発車を待つ「とやま絵巻」編成。2023年現在、あいの風とやま鉄道の413系糸魚川乗り入れは行われていません。その後えちごトキメキ鉄道に413系が導入され、再度糸魚川駅で413系が見られるようになりました。

待っていたのは「とやま絵巻」編成。
編成全体をお色直ししたほか、車内も多少変更が入っており、イベント列車等での起用を想定したものとなっています。

車内は1両ごとに内装が変わっています。ただし、基本的なレイアウトはかわっていません。

糸魚川型の先頭車
糸魚川方の先頭車です。モケットはグリーン。
富山絵巻・中間車
とやま絵巻の中間車はあい色。
とやま絵巻高岡方
高岡方の先頭車は水色です。

イベント列車などで運用する場合は、ボックスやロングシートにテーブルを設置できるようになっています。
また、ちょっと話題になったつり革がこれ。

ハート柄のつり革
つり革の一部がハート型になっている部分も。このように細かい変化があるので、見つけるのも楽しい。

ハート柄のつり革です。
ただ、ラッピングのため、一部座席で景色が見づらい席があります。
景色も楽しみたい向きには座席も吟味しましょう。(途中駅乗車だと難しいかもしれませんが・・・)

さて、糸魚川を発車した電車は早速親不知、子不知に差し掛かります。ハイライトといってもいい区間で、トンネルの合間に日本海が見えてきます。
市振であいの風富山鉄道線に。泊で富山平野に入り、一気に景色が広がっていきます。
今まで海側ばかり見ていましたが、ここからは山側に移って立山連峰を望むようになります。
客が増えたところで富山駅着。ほとんどの客が下車し、どちらかというとガラガラな状態で高岡駅に到着しました。

とやま絵巻・全景
高岡駅に停車中のとやま絵巻編成。413系の廃車が始まっている中、どこまで運行されるのでしょうか。

とやま絵巻編成は現在も運用されていますが、413系自体の廃車が始まっており、最大5編成あった413系のうち、既に2編成は廃車されています。2023年現在このとやま絵巻編成の廃車のアナウンスはないものの、余談を許さない状態にあるのではないでしょうか。

2024/03/23追加:
とやま絵巻編成は、521系3両編成の導入で廃車されることになりました。

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