「鳥取→出雲市」特定特急券

20080713

鳥取~出雲市の特定特急券です。
特定特急券とは国鉄時代に全車指定席だったころに、末端区間の指定席がガラガラだったことから区間を区切って特定の価格で発売したものです。まさに特定の区間において利用できるという趣旨でした。
制度として登場するのは確か昭和45年。
現在では在来線の特定特急料金は旅客営業規則125条に定められているように1,260円となっています。

なお、時刻表上では門司港~博多とかも「オトクな特急料金」とかで出ていますが、これは規則上は自由席特急料金、ないしは指定席特急料金の例外として扱われ、「特定特急料金」ではありません。
ただ、特定特急料金と自由席特急料金の例外の違いは何か?といわれても困るわけで、実際在来線でも1,260円以外の特定特急券も存在します。

20080713_2 この地区の特急の主役はキハ187系特急型気動車です。
いかにも安っぽいボディに2両編成とおよそ特急らしからぬ車両ですが、
性能は450馬力×2の強力エンジンを搭載した振り子型気動車で、気動車の中でも最強の部類に入ります。

特にハイパワーエンジンにものを言わせた加速はすばらしく、特に高速域では気動車らしからぬ加速を見せます。

この記事をシェアする: