「小国→かみのやま温泉」乗車券

20070214

米坂線小国駅から山形鉄道経由、かみのやま温泉への乗車券です。
JRの中に山形鉄道を挟んでいますが、前後の営業キロは通算して考えることができます。

通常ですと、小国~今泉650円、今泉~赤湯460円、赤湯~かみのやま温泉320円の合計1,430円が、
小国~今泉、赤湯~かみのやま温泉の通算運賃計算キロが57.7km(950円)、今泉~赤湯間の山形鉄道分が460円の合計1,410円と安くなります。
一方、小国~米沢~かみのやま温泉といくと、距離がかかる分運賃がかさみ、1,620円になってしまいます。

かつて、急行「べにばな」という列車が山形から米沢をとおり、米坂線を通って新潟に通じていましたが、べにばなを赤湯で下車し、現在の山形鉄道線(昔の長井線)に乗ると、今泉で降りたはずの急行「べにばな」に追いついてしまうという、推理小説に使えそうなネタがありました。
それだけ山形鉄道経由は米沢経由に比べると距離が短く、運賃も安くなります。

さて、この乗車券は「金額入力」と呼ばれるものです。
マルスに運賃情報がない場合、手動で運賃等を入力して発行します。
このため、乗車券に経路等を含む磁気情報を入れることができず、自動改札機非対応の横長の乗車券になってしまいます。

この乗車券は小国駅で購入したものですが、自動券売機では山形鉄道経由のきっぷは売っていません。
窓口に聞くと、運賃表を取り出して、運賃、駅名等を入力、最後に経路のはんこを押してすぐ出してきました。
手馴れているということは、結構出ているということでしょうか?
マルスに山形鉄道の運賃情報が入っていないのは意外でしたが・・・

かみのやま温泉は「かみのやま」が横書きで「温泉」が縦書きになっています。
長い駅名は2行にしたり、文字自体を小さくしたりして工夫していることが多いです。

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