(9/11の記事の続き)
湯河原日帰り往復の帰りは「踊り子162号」になりました。在来線特急ではかなりのインフレナンバーではあるのですが、この列車の特徴的なのは我孫子行きということです。
2015年の上野東京ライン開通に伴って設定された常磐線から伊豆方面への直通列車で、7両編成で全車指定席。伊豆急下田行きが161号、我孫子行きが162号というインフレナンバーを与えられ、185系が踊り子から引退する2021年まで設定されていました。(2017年からは111/112号に変更)
東京以北の停車駅、は上野、北千住、松戸、柏、我孫子です。
もっとも都内以北を走る「踊り子」はこれが初めてではなく、例えば前橋~伊豆急下田間の「モントレー踊り子」、日光~伊豆急下田の「湘南日光」なんかもありました。常磐線からだと平(現在のいわき)~伊豆急下田間の臨時急行「常磐伊豆」でしょうか。
185系引退後は我孫子踊り子の設定はありませんが、やはり車両に余裕がないからでしょうか。
185系は2021年の定期運用終了後、速やかに廃車されると思ってたのですが、2023年秋でも臨時特急に使用するそうで、臨時用車両が全般的に不足してそうです。
もちろんJR東日本のツアーだとこの我孫子踊り子も指定可能で、帰路は選んでみました。
帰路は、乗車券と特急乗車区間が一致したので、乗車券と指定券が一体になった一葉券になっています。
しかし、乗車券部分が付いたとはいえ、行きの「踊り子105号」の乗車票(指定券)と見比べてもほとんどレイアウトが同じで、ほとんど間違い探し状態となってしまいました。券面を見比べてみると面白いかも。
見慣れた違和感
湯河原駅から乗車した踊り子162号は5割ほどの乗車率。土曜夕方の上りということで、まあこんなものでしょう。
ただ、横浜、東京でほとんど降りてしまい、1号車は数人に。もしかしたら、これが我孫子踊り子の存続を断念させた理由かもしれません。
北千住でさらに下車。
松戸に居住していたころは毎日通ってた路線ではあり、見慣れた景色ではありますが、185系で通ると妙に違和感が。
北千住以北は前に詰まることもなく限界速度で爆走しますが、加速いまいちの最高速度110km/hの185系ではやはり厳しいようで、同じ停車駅の常磐線快速よりも余計に時間がかかっていました。
我孫子駅に到着すると目の前に弥生軒が絶賛営業中。もちろん自分も唐揚げそばを頼んだのは言うまでもありません。
我孫子踊り子が廃止された後、弥生軒の店内に185系の我孫子踊り子のパネルと紹介文が設置されていたと思いますが今も残っているのでしょうか。
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