特急「ソニック41号」指定券(福岡・大分ごほうびきっぷ)

ソニック41号指定券

博多から大分を主戦場とするJR九州の特急「ソニック」ですが、1日1往復だけ佐伯発着が設定されています。
以前は最大3往復ありましたが、現在は1日1本だけ、博多駅で「佐伯行き」を見ることができます。博多~佐伯は営業キロ263.4km 所要時間も3時間超えと九州としてはやや長めの設定になっています。
今回も「福岡・大分ごほうびきっぷ」の指定券として発行しています。

1日1回の佐伯行き

佐伯行き

佐伯行きの行き先が出るのは1日一回。もちろん大分を経由しますが、この列車は大分に行くのかと聞く人もちらほら。

8/30の記事の続き)

佐伯発着の「ソニック」は夕方博多発、早朝佐伯発の1往復。このため、博多発は17:00発のソニック41号が佐伯行きとなります。
やってきたのは885系「白いソニック」

白いソニック

885系白いソニックが佐伯まで行きます。6両編成で、自由席は4~6号車。

行き先案内

行き先表示器も「佐伯」が。一部ドット欠けがあるのは残念。

ホームで駅ラーメンで早めの夕食。
入線してきたのは「白いソニック」885系です。博多から大分を結ぶイメージが強い「ソニック」ですが、行き先案内の「佐伯」の文字を見て、これを大分に止まるのかと聞く人も。やはり見慣れない行先ということでしょうか。

指定席に示された席は3号車。
できれば1号車がよかったのですが、お盆ということもありほぼ満席で、希望の1号車は叶えられませんでした。

3号車車内

3号車車内。車内は布張りのシートに交換済。そして足元にはコンセントが設置されていました。

もっとも3号車もコンセントが追加されており、電源面での備えは問題なし。
かなり座席が埋まったの車内で、まだ明るい博多駅を発車しました。

指定席では鹿児島本線内ではほぼ動きなし、小倉で新幹線乗継と思われる乗客が多数乗り込んでほぼ満席となりました。
ここで進行方向が変わるため、座席を回転させますが、前の人が爆睡中。ちょっと起こすのは気がひけるなあ、と思いつつ声をかけようとしたら気づいたようで、あわてて回転していました。

ここから先は一気に日が暮れたためほとんど景色は見られず。このため、アルコールを入れておやすみモードに。
うとうととした状態で車内の気配が動いたのは別府。ここで数人が下車していきました。
そして大分で3号車の大半の乗客が下車。残りは10人程度まで減っていました。

佐伯駅到着

終点の佐伯駅到着。満席だった車内も終点佐伯駅の改札を抜けたのは15人ほどでした。

それまで爆走していた885系ですが、大分以南はややおとなしくなります。それでも振り子は作動しているようで、カーブに差し掛かると大きく傾くことがわかります。
1日1往復のために振り子設備を整備するのもなんだかな、とは思いますが、以前は最大3往復ありました。

もっとも単線のため、途中で交換待ちのための運転停車が3回ほど。このうち幸崎で4分ほど止まりますが、停車駅ではなく運転停車。
他の特急は止めてるのにこの列車は運転停車にしている理由はよくわかりませんが、大分からの帰宅に便利な時間帯なので止めてもいいのに、とおもいました。
運転停車が多いためか、振り子で飛ばしても非振り子の「にちりん」と大差ない時間で終点の佐伯到着。
2004年に大分~佐伯の高速化工事が完了したとき、大分~佐伯は51分で結べるという触れ込みでしたが、本列車は66分かかっています。せっかくの唯一の振り子列車だから、ステータス列車としてガンガンとばしてほしかったのは乗り鉄の性でしょうか。

佐伯駅の改札口に吸い込まれたのは15人ほどでした。

9/3の記事に続く)

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