函館~長万部北斗オプション特急券

北斗オプション特急券(+乗車券往復割引きっぷ)

「長万部~函館」の乗車券往復割引きっぷ併用限定で販売している、「函館~長万部」の北斗オプション特急券です。
長万部~函館間の自由席特急料金1830円が640円で利用でき、実に65%引きというかなり高率の割引となります。函館~長万部間だとこんな感じ

きっぷ名 特急自由席往復
Sきっぷ(2016年3月廃止)4810円
往復乗車券+自由席特急券(2016年)7920円
乗車券往復割引きっぷ+北斗オプション特急券(2016年)4650円
往復乗車券+自由席特急券(2023年)8500円
乗車券往復割引きっぷ+北斗オプション特急券(2023年)5070円

Sきっぷの発売終了が2016年なので、それと比較するために2016年時点の価格および2019年の値上げを反映した2023年度バージョンでの計算をしています。

長万部~函館の乗車券往復割引きっぷは長万部発のみの設定ですので、函館から乗ると通常の往復乗車券+自由席特急券となり、2023年現在で3500円近い差がついてしまいました。

函館発がないのは謎ですが、なくても乗ってもらえると思ったのでしょうか。
この手の往復割引きっぷは、地方発のみ設定ということが非常に多く、今回もその流れになった可能性もあります。
かつては函館~長万部間については特定特急料金が設定されており、特急料金が1260円(設定廃止時)でした。しかしその特定特急料金もなくなって久しく、函館発は完全に無割引となってしまったため、かなり割高感が高く感じられてしまってます。

なお、発売方法にも注意が必要で、「長万部駅のみでの発売」となり函館での発売や車内での発売はありません。しかも購入したオプション特急券の日程の変更も長万部駅のみとなり、函館駅で帰路の日程を変えたりすることはできないので注意が必要です。
このあたりは似たようなきっぷである「すずらんオプション特急券」とかなり取り扱いが違うので要注意です。

ここは日本か海外か

函館駅で発車を待つ「北斗9号」
函館駅で発車を待つ「北斗9号」5両と寂しい編成だけど指定席は満席

6/9の記事から続く)

朝から五稜郭の桜を堪能したあと、開店したてで空いていた本町のラッピでチャイニーズチキンバーガーを確保し、そのまま市電で函館駅に向かいます。

函館観光の定番となった「ラッキーピエロ(ラッピ)」ですが、五稜郭タワーの前の店舗や函館駅前の店舗は観光客で大行列になることが多く、かつ土休日は行列回避のテレフォンオーダーも予告なく中止することも多いため、五稜郭電停近くの駐車場もない本町のラッピはある意味穴場です。

乗車したのは「北斗9号」。
キハ261系の5両編成と「北斗」としてはかなり寂しい編成です。しかも自由席2両、グリーン車1両あるため、指定席はわずか2両。ということで。

本日指定席は満席でございます。

まあ、当然といえば当然か。

車内
指定席満席なので、自由席も・・・と思いがちですが、案に相違して半分ぐらいの乗車率でした。

指定席満席ということは、もしかして自由席も・・・とちょっと身構えて乗車したのですが、意外と空いてます。
ただ、自分周りを見渡すと全員明らかに外国人(笑)1車両全体ではもうちょっと日本人いたと思いますが、コロナ明けのインバウンド解禁の効果は凄まじいもので、この北海道旅行で外国人グループばかり見かけることになりました。

新函館北斗では自由席の5号車の乗車はなし。指定席は新函館北斗で乗り継ぎ客でたぶん満席なんだろうなあ、と思うとちょっと不思議な感じです。

大沼公園付近
大沼公園付近は大沼、小沼と沼が続きます。北海道新幹線函館延伸でどうなるのか。

大沼公園で外国人観光客降りるのかな?と思ってましたが、下車はなし。函館で満開だった桜でしたが、大沼公園は雪こそないもののまだまだ緑は少なく、北の大地にいることを実感します。

函館に行くときは、普通列車で渡島砂原を経由しましたが、特急は駒ケ岳経由でショートカットします。森駅で海が見えてきました。
海を見ながら長万部に戻りますが、途中で印象的な光景が。

海沿いを走る車
線路と海の間の何もないところを車が台ポツンと走っています。こういうのに憧れるんですよね。。。

函館本線の森駅~長万部駅間はずっと海沿いを走るわけではなく、海から離れることもありますが、この写真のように、何もない区間を車で走っていく姿はまさに「ザ・北海道」を象徴する絵柄ではないでしょうか。

6/13の記事に続く)

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