苫小牧駅の北の大地の入場券

苫小牧駅入場券(北の大地の入場券)

苫小牧駅入場券(フル)
フルサイズの苫小牧駅「北の大地の入場券」です。苫小牧近郊を走る、「すずらん」と日高本線の普通列車です。
苫小牧駅「北の大地の入場券」裏面
裏面は室蘭本線と日高本線の路線図が描かれています。日高本線はまだ浜田浦駅が描かれていますが、2023年3月に廃駅となっています。次の版からは消えるのでしょうか。

苫小牧駅の「北の大地の入場券」です。
苫小牧駅のものは路線図の関係かかなり横長サイズになっており、ちょっと持ち運びに不便。気にならなければ真ん中で折り曲げてもいいかなとは思いますが、入場券やきっぷ収集をしている人はわりとこういう変形タイプは嫌がられるんじゃないかなと思ったり。(保存が大変ですし)
苫小牧以外にも何駅かこういうタイプはあるようです。

表面は室蘭本線を疾走する「すずらん」と日高本線の普通列車が描かれていますが、日高本線のほうは、このカラーリングのキハ40ってまだ残っているのでしょうか・・・?

裏面はその室蘭本線と日高本線が描かれています。日高本線のほうは、まだ改版が行われていないのか2023年3月に廃駅になった浜田浦駅が健在。むかわ町にあったんですね。
そして浜厚真駅の近くに新日本海フェリーが発着する苫小牧東港が近くにあります。実際駅から徒歩20分ですが、昼間はともかく夜は原野の中を歩くことになり真っ暗闇の中を歩くことになるため、絶対おすすめしません。(夕暮れ時に歩いたことあるけど、正直怖かった)
新日本海フェリーのページでも浜厚真駅アクセスは省略されています。

直線区間を疾走

5/30の記事の続き)

追分駅から室蘭本線の普通列車に乗り換えます。車両はまたもやキハ150形
石勝線も含めて最近まではキハ40も見かけた気がしますが、室蘭本線にキハH100形が入った影響からか、この旅で室蘭本線でキハ40を見ることはありませんでした。

さて、追分から苫小牧への室蘭本線ですが、珍しく非電化複線区間となっています。しかもこの区間カーブも少な目。室蘭本線でカーブがない区間は直線区間日本一の距離である沼ノ端~白老間が有名ですが、このあたりも実態は安平駅や早来駅付近でゆるいカーブはあるのですが、減速するほどでもなく疾走します。
北海道の特に道央地区は平坦で人もいないので線路も道路も直線で敷かれることが多く、スピードが出やすくなっています。昔からあるキャッチコピー「ゆっくり走ろう北海道」もこの背景があるのかな、と。

景色はやっぱり窓が黄ばんでいたので諦めました・・・
なので写真も撮っていません。

太平洋への玄関駅

苫小牧は札幌から千歳線で南下すると、太平洋にあたる駅です。
このため、北海道と本州の物流の拠点となっています。
ただ、もともとは本州との物流は室蘭が拠点だったようで、苫小牧はむしろ製紙工場など工業都市としての側面が強かったのですが、昨今の港湾設備の改良や、札幌などの大都市圏に近いことが有利に働き、全国でも屈指の港湾都市になっています。

キハH100系
キハH100系がただずむ苫小牧駅構内。向こうに見えるのはディスカウントストア店。

苫小牧駅はそんな都市の中心に位置し、苫小牧港からは離れています。
苫小牧を発着するフェリーはいくつかありますが発着港は2か所に分かれ、苫小牧東港を発着するフェリー(新日本海フェリー)、苫小牧港を発着するフェリー(商船三井フェリー、太平洋フェリー、川崎近海汽船)とあるので、乗船時は注意。
特に苫小牧東港は、「苫小牧」と名がつくものの、港自体が苫小牧市内ではなく、しかも苫小牧駅から連絡バスもないので何も調べずにフェリー目的で苫小牧駅に来ると地獄を見ます。

一方、苫小牧港(苫小牧西港)については駅前からバス便が出ており、バスに乗る前に駅前のドンキで船内用の食料などを大量に買い込んでから乗るのが、自分の中では当たり前になっています。だって安いし。

引退したキハ143形
5/19で撤退したキハ143形も4/22時点ではいつも通り運行されていました。
苫小牧駅を通過する貨物列車
苫小牧駅を通過する貨物列車。苫小牧は旅客駅とは別に貨物の「苫小牧貨物駅」も近くにあります。

苫小牧は北海道の物流の玄関口であるわけですが、同時に鉄道のジャンクションでもあります。
苫小牧駅にいると、貨物列車が通過し、特急「北斗」が函館からやってくると思えば、札幌への通勤通学客を乗せた普通列車も発着。そして室蘭本線、日高本線のローカル列車も発着といろいろな側面を抱えています。

駅自体はホームは2面のみでそこまで大きな駅ではないのですが、列車待ちの間、駅でぼーっと眺めていると時間と同時に目まぐるしく駅の性格が変わるので、飽きることはありませんでした。

6/3の記事に続く)

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