滝川~石狩沼田の乗車券

「滝川~石狩沼田」乗車券

滝川から留萌本線石狩沼田への乗車券です。
留萌本線は、2023/03/31 をもって石狩沼田~留萌間が廃止され、留萌に行かない留萌本線になってしまいました。
その残った深川~石狩沼田間にしても2026年3月に廃止されることが決まっています。

留萌本線留萌廃止直前はたくさんの観光客や鉄道ファンが押し寄せたということですが、留萌本線自体は幾度となく乗っているのであえてその時期に行く気は起きず、廃止された翌月にどうなったのか気になったので、旅行途中で計画変更して時間を捻出し、新たに終着駅になった石狩沼田駅を訪問することにしました。

なお、もともと持っていた乗車券は札幌から滝川で室蘭本線で新得に向かう経路だったので、経路外となる滝川~石狩沼田間を深川駅で別途購入した形です。

やっぱり景色が見えない721系

721系
岩見沢で発車を待つ旭川行き721系。この区間は現在721系とキハ40が主力となっています。

前回の記事の続き)

岩見沢で、「ライラック13号」を降り、旭川行きに乗り換えます。
待っていたのは721系の3両編成。F-1編成ということは721系のトップナンバー編成となります。
車内に入ると愕然。

外が見えない窓
外の景色はほとんど見えません。。。最近こういう編成が増えてますが、改めて見ると酷い。

外がほとんど見えません。。。
5/20に引退したキハ143ほどではないとはいえ、よっぽど目を凝らさないと外の景色、特に遠くの景色は見えません。
ポリカーボネート樹脂の特性とはいえ、北海道の鉄道旅行で注意しなければならないところです。
景色を楽しむのはそうそうにあきらめ、昼寝することに。

721系の車両自体の老朽化も進行しており、特に岩見沢以北では、5/20に室蘭本線に導入された最新型の737系に今秋~2024年あたりに置き換えがあるんじゃないかと思ってるのですが、果たしてどうなるでしょうか。

1時間ほどで深川駅に到着しました。ここで留萌本線の石狩沼田行きに乗り換えです。

石狩沼田には誰もいなかった

深川駅のこ線橋
深川方面のこ線橋も「留萌方面」から「石狩沼田方面」に差し替えられていました。ただ、新調した感じはなく、なんか応急的に作られた感じがします。
キハ150
キハ150ですが、帯の色から富良野線で活躍してたものではなく、函館本線の倶知安あたりで活躍していた車両と判別できます。いずれも廃線の運命にあるのはローカル気動車が走る路線の宿命。

深川で待っていたのはキハ150の1両編成。実は留萌本線でキハ150は初乗車です。
留萌廃止直前の賑わいが嘘のような静けさ。乗車したのも5~6人といったところ。
まあ平日の昼間だとこんな感じなのでしょうか。

深川駅のこ線橋は留萌方面が早速石狩沼田方面に差し替えられていました。
旧深名線ホームの6番線は部分廃止後も健在。おそらく、旭川行き特急、普通、石狩沼田行き列車が同時に発着する、18:09発の石狩沼田行きが6番線発になると予想。
そういや6番線はSLすずらんの発着番線でもありましたね。

定刻に深川駅を発車。途中停車駅は北一已と秩父別のみ。仮設のホームしかない北秩父別は大半の列車は通過です。
15分ほどで終点の石狩沼田に到着。車内放送で、折り返し乗車の際はいったん降りてくださいとのこと。
そんなアナウンスは増毛駅到着前に聞いた記憶がありますが、ここでもやってるんですね。

駅名標
駅名標。深川方面の一方向になってしまいました。

石狩沼田駅できっぷ買うぞ・・・と思ったけど、この日は営業しておらず、あれ?
どうやら臨時休業のようです。わざわざ平日を狙ったんですがこういうこともあるんですね。後日再度チャレンジすることにしました。
(なお、北の大地の入場券は駅徒歩10分のセイコマート沼田店でも買えます。折り返しの際の乗車での購入は不可能ですが・・・)

なお、以前石狩沼田駅で購入したきっぷを取り上げたことがあります。現在も常備券の取り扱いはあるほか、なんと沼田町のふるさと納税の返礼品にもなっています。
多分記念でない本物のきっぷを返礼品にしているのはここだけではないかと思います。

駅舎から留萌方面を見る
駅から留萌方向です。駅出てすぐのところに、車止めがあり、線路が途切れています。

石狩沼田駅の駅名標は真新しいものに取り換えられ、留萌方面はなくなりました。
また駅から留萌方面を見ると、すぐ先の踏切手前に車止めがあり、ここで線路が途切れています。
ここから先は列車は行かないんだな、と改めて感じました。

5/24の記事に続く)

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