周遊きっぷ「飛騨・奥飛騨ゾーン」のゾーン券、帰り券です。
ゾーンは下呂~猪谷~神岡~平湯温泉~高山の一帯で、
高山・平湯温泉・新穂高温泉郷などが楽しめます。上高地自体はゾーンには入っていませんが、平湯温泉からシャトルバスで行くので、関西地区から上高地に向かう場合にはこのゾーンを使う手もあります。
価格は3,800円。
高山~新穂高温泉は片道2,100円ですから、バス往復すればあっと言うまに元が取れます。
もっともこの区間を単純往復というのはもったいなく、途中の平湯温泉に立ち寄ったり、福地温泉に泊まったり、上高地に立ち寄ったりすることでしょう。
この場合、乗り降り自由の周遊きっぷは有効です。
さて、今回は未乗車だった高山本線代行バスと、神岡鉄道乗車のためにこんな感じです。
大阪~高山~角川(代行バス・R41経由)猪谷(代行バス・R360経由)角川~高山~中尾温泉(泊)
中尾温泉~新穂高温泉~新穂高ロープウェイ往復~新穂高温泉~平湯温泉~神岡~猪谷
神岡~猪谷は今は亡き神岡鉄道です。
神岡鉄道は、神岡の鉱山の貨物輸送がメインでしたが、貨物輸送がなくなると急激に経営が悪化。
今年11月末をもって廃止を余儀なくされました。
この日は廃止前とはいえ、まだまったりとした感じ。
しかし車内の座席はぼろぼろで今まで良く走ってきたなあ、というようなくたびれっぷりです。
神岡の市街地を抜けると比較的トンネルが多く、景色はいいものの新線らしくいっきに山を貫くため、その景色をたっぷりとは味わえないのがやや残念ですね。
なお、神岡鉄道廃止のためにゾーンは神岡鉄道分がなくなり、ゾーン券の価格がほんのわずかながら値下げされています。
こんな辺鄙な鉄道に興味ない人には朗報でしょうか。
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