特急「なは」寝台券

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寝台特急「なは」のB個室「ソロ」の特急券・寝台券です。
現在は西鹿児島(現・鹿児島中央)までは到達しておらず、熊本どまりになっています。

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「なは」にはデュエット、ソロという2種類の個室寝台車が連結されています。
「なは」のソロは他の個室寝台には見られない独特のもので、個室のドアを開けると部屋全体がベッドという構成。
まさに「走るカプセルホテル」がぴったりな部屋です。

その分ベッドの巾は1mとかなり大きく、荷物を置いても非常にゆったりしています。
内装は初期のJR九州の車両に見られるパステル調のもので、金属的な部分をなるべく排除しようという試みがされています。

「なは」は八代を過ぎると、八代湾沿いを走行します。
2階個室からの眺めは非常にすばらしく、一番のビューポイントではないでしょうか。
しかしこの部分は熊本短縮で走らなくなってしまいました。

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写真2点目は、指定席車、レガートシートです。

写真を見て気づいたのですがレガートシートとは「LEG TO SEAT」のことなんですね。
その名のとおり、車内は独立3人がけのフルリクライニングシートが並び、レッグレスト、毛布付など、まさに寝るためのシートです。

もっとも利用率は芳しくなく、こちらも熊本短縮時に廃止、この特徴的なロゴが入っていた指定席車はほどなく廃車になっています。

なお、レガートシートにはロビーがあり、眠れないときはこちらで会話などすることができました。
ロビーで特筆すべきは鉄道車両には珍しく、高速道路のサービスエリアでよく見かける給茶機が設置されていました。
カップラーメンなんかを持ち込んで給茶機でお湯を注いで食べる、なんてことができたのですが、
定期列車で給茶機が設置された車両は、今のところこの「なは」でしかお目にかかっていません。

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