「京都~大阪」昼間特割きっぷ

 

20060516

私鉄との競争が激しい京阪神間を中心に、JR西日本が発売している昼間のみ有効の格安回数券です。
昼間のみとは言うものの、土休日は終日使えるので、休みの日にちょっとしたお出かけには使いやすい設定になっています。

12枚つづりで京都~大阪の場合、3670円。3ヶ月有効。1枚あたり約305円は通常運賃540円(これでも特定運賃なので、通常より安い)の約4割引という高率の割引が特徴で、スピードで圧倒するものの運賃面で不利な、並行私鉄の運賃よりも安くなるとあって、絶大な人気を誇ります。

当然のことながら近辺の金券ショップには、当たり前のようにバラ売りで置かれ、売れ行きも上々。
1枚あたり330円から340円と、少々イロを乗せた形で売られていますが、いつ買ってもほぼ3ヶ月前まで使える状態で販売しているということは、相当回転率がいい売れ筋商品ということでしょう。

また回数券扱いなので、乗り越しが打ち切り計算されるのも特徴です。
たとえば大阪→大津の場合、通常運賃が950円。京都でいったん運賃を打ち切ると540円+190円で730円と安くなりますが、いったん下車しないといけません。
(540円のきっぷでそのまま大津まで乗車すると、差額計算なので950-540=410円が必要となり、意味がない。)
ところが昼間特割きっぷは、京都で下車せずにそのまま乗っても、大津で190円払うだけで済みます。
Jスルーと併用すると、自動改札機で昼間特割きっぷとJスルーを2枚投入するとJスルーから190円を差し引かれて出てきますから、自動精算機に並ぶ必要すらありません。
(ICOCA、Suicaの場合は自動精算機で190円精算して出場することができます。)

価格、期間、使い勝手と3拍子そろったこの昼間特割きっぷは、賢い生活の知恵の常連としてしょっちゅう紹介されるようになっています。

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