「こだま841号」WESTERポイント超特典きっぷ

「こだま841号」新幹線特急券
乗車券

WESTERポイント超特典きっぷの乗車券部分。全額WESTERポイントで支払います。

JR西日本のポイントサービス、「WESTERポイント」は昨年4月に登場しましたが、登場後、凄まじい勢いで拡張していきました。鉄道会社としての最大の特性が「ポイントで鉄道に乗る」ですが、そんな中、常設のきっぷとして「WESTERポイント特典きっぷ」が登場しました。こちらは、山陽新幹線の通常運賃・料金の半分のポイントで利用できるもので、1ポイント2円相当に。
さらに期間限定、区間限定で、山陽新幹線の通常運賃・料金の25%のポイントで乗車できる「WESTERポイント超特典きっぷ」が登場しました。

設定期間が2024/05/27~2024/08/08(既に終了しています。)設定区間は山陽新幹線のうち、101km~200km区間で、例えば、新大阪~岡山、岡山~広島、新山口~博多などが該当します。
今回乗車したのは新山口から博多間。券面上は「WESTERポイント特典きっぷ」と「超」がついておらず、ちょっと焦りますが、券面に割引率を示す「7.5割」の数字が。
お金は支払っていませんので、金額欄は「***」表示。さらに左下に使用ポイントを示す「660P」「810P」の文字の文字が。この合計の1470ポイントが今回消費したWESTERポイントとなります。実際に計算すると、

・新山口~博多間通常運賃2640円→660円相当(割引額1980円)
・新山口~博多間通常料金3260円→810円相当(割引額2450円)

となります。WESTERポイントを溜める手間がありますが、利用区間が合致するとかなりの高割引です。今回の設定期間は既に終了していますが、今後も再設定がありそうな雰囲気です。2024年9月16日追加:再発売が決定しました。設定期間は2024/10/01~11/30までです。設定内容は春夏と同じ。)

引退が決まった500系

新山口駅

新山口駅に入線した「こだま841号」。気が付けば500系も「のぞみ」より「こだま」で運用している期間のほうが長くなりました。

乗車した「こだま841号」は500系での運転。500系は1997年の営業運転開始以降、当時世界最速の300km/hをマーク。新大阪~博多間を2時間17分で運転しており、これは現在も新大阪~博多間の最速記録となっています。

2024年現在の最速は、N700系による「のぞみ64号」。博多~新大阪を2時間21分で結びます。

そんな500系ですが、スピードに特化するため、現行のN700系以上のハイパワー編成に円筒形の独特な形状。狭い車内と評価はされますが、少なくとも外見のカッコよさでは、歴代新幹線で文句なしの一位でしょう。

乗車した6号車は元グリーン車です。

元グリーン車の6号車

元グリーン車である6号車。窓の大きさが今のN700系とかなり違いますね(笑)

指定席はほとんど6号車を指名買い。そりゃ元グリーン車ですからね。座席こそヘッドレストが撤去され、リクライニング角度も抑え目になっていますが、N700Sの固い座席と違ってふかふかな重厚な座席はやっぱりゴージャスに見えます。

列車は厚狭、新下関と停車しますが新下関では、あまり見られない1番乗り場に入線。あれ?と思ったら「さくら549号」が入線してきました。

新下関駅

新下関1番線に停車中。1番線に入る列車はあまりありません。

さくら549号

続いて「さくら549号」が入線。新下関駅で貴重な「緩急接続」が行われていました。

1番線に入ってしまうと編成写真が撮れないのでちょっと困りましたが、しばらくすると「さくら549号」が入線。ここで、「こだま」「さくら」の乗り換えができます。もっとも「さくら」から「こだま」に乗り換える人はほとんどいないでしょう(笑)
てっきり新下関始発や、突発時しか1番線は使わないと思っていたので、定期列車で普通に1番線を使用するのはちょっとした発見です。

新下関を出て小倉、そして博多に到着です。途中新下関で長時間停車あっても1時間かからないのは、さすが新幹線といったところでしょうか。

博多駅

博多駅到着。ここからは博多南行きに変身して博多南に向かいます。

博多駅では博多南行きに変身。学生などが大挙して乗ってきました。

なお、500系は2027年までの引退が決定されました。まだ3年先ですが、これだけのインパクトのある車両ですから、気が付けば大騒ぎになっていそうな気がします。

山陽新幹線の更なる安全性・快適性の向上
~N700Sの追加投入および500系営業運転終了~

 

コメント