秋の乗り放題パス(2024年度版)

秋の乗り放題パス

2024年度の秋の乗り放題パスです。2024年度は10/1~10/20の間の連続3日間JR線の普通・快速列車が乗り放題で7850円です。
2022年度は「鉄道開業150年記念」がついていましたが特に効力に差はなく、2023年度からは「秋の乗り放題パス」に名称が戻っています。

鉄道開業150年記念秋の乗り放題パス(2022年度版)
2022年10月24日からの一連の旅行はこの「秋の乗り放題パス」をベースに旅程を組み立ててます。 もともとは「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」として、主に10月の任意の3日間、全国のJR線の普通...

青春18きっぷとの違いは、有効期間が3日間連続で有効、自動改札が通れる、子ども用があるといったところですが、逆に青春18きっぷのほうが先日大幅に利用方法の変更を発表し、波紋を呼んでいます。

2025年冬季からの青春18きっぷの変更

「青春18きっぷ」に「3日用」登場! 一方で「複数人利用」がNGに、そのワケは? JRに聞く - 鉄道コム
2024年度冬用の「青春18きっぷ」では、これまでの5日用に加え、新たに3日用が登場。一方で、これまで可能だった複数人利用がNGとなりました。その理由をJRに聞きました。

あちこちで報道されているため、既にご存じの方も多いですが、2025年冬季からの青春18きっぷの利用について、大幅にメスが入れられました。具体的には

  1. 1日乗り放題が5回分→5日連続で乗り放題に変更。
  2. 複数人利用不可に。
  3. 自動改札が利用可能に。
  4. 連続5日用のほか、連続3日用も登場。
  5. 終電は0時を回った最初の駅まで有効→終電まで有効、に変更。

でしょうか。特に1番目と2番目についての反響が大きく、落胆の声がかなりあるようです。

青春18きっぷ

従来の青春18きっぷ。5回分あり、日付をスタンプを押すことで好きな日、好きな人数で利用できました。今回これができなくなります。

5番目は地味に有効な変更ですが、青春18きっぷで乗れる夜行列車が全滅した現在、最終列車までにしても特に問題ないという判断なのでしょう。価格は5日間が従来どおりの12050円。3日間が10000円。3日用は秋の乗り放題パスと効力ほぼ同じなのに、しれっと2150円値上げしてます。
券面もこの「秋の乗り放題パス」とほぼ同じ券面になるようです。

青函間は、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が従来の奥津軽いまべつ~五稜郭間から、新青森~五稜郭間に変更。同時にサイズも改められて自動改札を通れるようになります。
従来は青春18きっぷとあわせて提示してスタンプを押下する方式でした。

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券
青春18きっぷ北海道新幹線オプション券です。 青春18きっぷはJR線の普通・快速列車のみ乗車でき、新青森~青森間など例外を除き、特急や新幹線などは乗車できません。そんな中、青函トンネル区間は新幹線しか...

価格は2490円から4500円に値上げ。ただ4500円って、新青森~新函館北斗のえきねっとの「eチケット(トクだ値14)」と同価格。これ使う人いるのでしょうか・・・

今回の改定で、大幅に使い方が変わってきそうです。ただ、3日で1万円というのは結構ハードルは高く、本州3社の幹線運賃だと片道640km相当、往復約280km相当となります。これを主な駅から考えるとこんな感じ。駅は代表的な駅で、だいたいの目安です。

発駅 片道10000円相当 往復10000円/片道5000円相当
札幌駅 函館、池田、遠軽、音威子府
東京駅 秋田(新潟経由)、姫路、城崎温泉 白石、東三条、白馬、豊橋
名古屋駅 (北)福島、新山口、八幡浜 熱海、串本(新宮経由)、福山
大阪 宇都宮、博多 浜松、西条、倉吉(福知山経由)
博多 大阪 広島、佐伯(小倉経由)

札幌から10000円を超えると、一筆書きか本州方面になってしまい「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」もからんでややこしいので、いったんパスしています。
ちなみに札幌~網走~釧路~南千歳~白石(札幌)の一周の乗車券は12980円です。普通列車のみだと3日がっつりかかります。
「秋の乗り放題パス」は3日で7850円でしたが、こうやって見ると、普通列車しか乗れない分、3日用1万円は相当気合を入れて乗り鉄やらないとかなりしんどいですね。。。

特に3日用は電卓片手に「青春18きっぷ」使ったほうが安いのか、普通のきっぷや「休日おでかけパス」を使ったほうが安いのか、ちょっと計算しないといけなくなるかもしれません。

自分は特にJR西日本管内は株優を使うことが多いため、相対的に「青春18きっぷ」の出番は最近減ってましたが、今後はますます減りそうです。特に5日用は5日連続での休み取得は正月以外なかなか難しいかな、と。
ただ、いくつかは効果的な使い方は思いついたので、機会があればためしてみようかな、と。

2025年度の「秋の乗り放題パス」はどうなる?

少々気が早いですが、来年の「秋の乗り放題パス」についても、価格が効果が全く同じの「青春18きっぷ」にあわせて7850円から10000円に上がるのはおそらく間違いないでしょう。

もう一つ気になるのはこども用の行方。「青春18きっぷ」はこども用がなかったのですが、「秋の乗り放題パス」にはこども用があり、大人料金の半額でした。
この冬の「青春18きっぷ」は相変わらずこども用は設定されませんでしたが、「秋の乗り放題パス」については来年こども用が残るのかどうか気になるところです。

コメント

  1. 381azusa より:

    *18きっぷは、まったく自由度がなくなり実質廃止・利用不可能ということでしょう。残念ですがひとつ検討していただきたいことがあります。
     ①利用期間内で、1枚ずつでの通常の切符と同じ販売方法を採用すればよいのではないでしょうか。自動改札も複数人での利用も可能です。それだけのことです。
     ②全国3セク化がすすみ利用しずらいので各社、各方面調整いただけるとありがたいです。
     ③その他で快速ムーンライトが復活したらうれしいです。 

  2. りりす より:

    こんにちは。
    青春18きっぷの1枚バラ化は流石に今の1枚分での価格では収入の減少を招くため、1枚5000円程度まで引き上げる必要がありますね。(ちょうど今の金券屋の1枚バラ売りと同じぐらいです。)
    あと夜行快速は流石にここまで人員不足が叫ばれる中難しいでしょう。

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