快速「ホームライナー5号」指定券(JR北海道)

ホームライナー5号指定券

北海道で朝方に手稲->札幌間で運転される「ホームライナー5号」の指定券です。通常は530円ですが、フリーきっぷの指のみ券として出力しています。
かつて、手稲~札幌間は手稲にある車庫から札幌まで回送列車のスジを使用して「ホームライナー」を運転していました。一時期は小樽~札幌間でも運行され、小樽~札幌間310円、手稲~札幌間100円のライナー券が必要でした。

しかし、2023年3月のダイヤ改正で列車種別としてのホームライナーではなく快速列車の「ホームライナー」と名乗るようになり、全車指定席、指定席料金もしくはグリーン料金が必要となる列車になりました。

ライナー時代は指定席利用可能なフリーきっぷでもライナー券を購入しないと乗車できませんでしたが、現在はこのように指のみ券が発行できるようになっています。一方でライナー券100円が指定席料金530円は流石に値上がりすぎと考えていたようで、えきねっとチケットレスでは210円で利用できるえきねっとチケットレス割が登場しました。

ホームライナーが便利に生まれ変わります! ~チケットレスサービス導入でご予約・ご乗車がスムーズに~

おそらく今回のようにきっぷに出力して乗車する人はほとんどいないのではないのでしょうか。

休日のホームライナー

行き先表示

行き先表示は「ホームライナー5号」。停車駅は終点札幌まで止まりません。事実上のノンストップ列車です。

さて、「ホームライナー」ですが、快速化と同時に土休日も運行されるようになりました。首都圏の通勤特急も土休日運休なのに、そんなに需要あるのかな・・・?と駅に向かったのですが・・・。

いや、誰もいないし。

先行する普通列車に空席すらあるのにわざわざ料金使って乗らないでしょう。
となると土休日運行するようになった理由がちょっとよくわからなくなってきました。

ホームライナー先頭車

ホームライナーの先頭車。ちゃんと専用のヘッドマークが用意されています。

車両はキハ261系気動車5両。北海道ではおなじみの気動車です。ヘッドマークはちゃんと「ホームライナー」が用意されていました。

最後尾

最後尾はホームが足りず、締め切りに。

なお、このホームは4両しか止まれないようで、最後尾の5号車はホームからはみ出していました。通常は4両編成ですが、この日は5両に増結しているようです。もちろん「ホームライナー」のための増結ではなくその後使用する特急のための増結です。(だよね?)

「ホームライナー5号」の所定は4両です。

方向幕

LEDタイプの方向幕はなぜか2種類の表示タイプが存在。ただ、こうやって見ると列車名が「ホームライナー札幌」に見えてしまう不思議。

側面方向表示は車両によって微妙に表記が違います。車両の製造年度による差なんでしょうか。
英表示部分がそのまま表示しているのと反転しているものの違いはいったい何?

車内

車内は空っぽ。そりゃそうだ。

手稲を定刻に発車。のんびりと走ります。車内は4号車は自分ひとり。たぶん5両で5人は乗っていないと思う。このカシオミニを賭けてもいい。(→わかる人しかわからないネタ)
客乗っていないし、結局土休日運行になった理由は最後までわかりませんでした。

2025年3月のダイヤ改正でも特に変更はなさそうです。こうなってくると利用率以外の運行理由があるとしか思えないのですが・・・

札幌に到着。この列車はそのまま釧路行き「おおぞら5号」になるそうで、継続して乗車する人はそのまま乗っていいとのこと。つまり、「おおぞら5号」としての準備は手稲で済ませてしまい、手稲~札幌はとりあえず客乗せておこうかという感覚なんでしょうか。
しかし、「おおぞら5号」が所定4両だったとは。かつての「スーパーおおぞら」が10両編成で札幌~釧路間を行き来していたのを思うと、かつての栄光の名列車あまりの凋落ぶりに驚きを禁じ得なかったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました