快速「Q区間快速5号」[快速 うれしート]チケットレス指定席券

Q区間快速5号指定券
快速うれしートチケットレス指定席券。

快速うれしートチケットレス指定席券。通常の指定席券でも330円なのでそっちでもよかったかなあとちょっと後悔。

三度「うれしート」です。ときどき「うれシート」と書き間違えてしまいそうなのが困る(笑)平日朝の大阪方面行きは、大阪環状線内が各駅停車になるため「区間快速」を名乗ります。このため、「うれしート」の列車名も「Q区間快速5号」とこれまた味もそっけもない列車名になってしまいました。

平日朝については2023年10月に平日朝の区間快速2本、直通快速2本で試行され、2024年3月のダイヤ改正で区間快速3本、直通快速4本に拡大されました。拡大されたということは一定の需要があったということでしょう。
前回までの記事で土休日の「うれしート」はちょっと難ありの乗車率でしたが、流石に平日はそれなりに需要ありそうです。

というわけで今度は平城山から乗車することにしました。

特殊な位置にある駅

平城山駅名標

平城山駅。奈良方面ホームから木津方面ホームを見る。地元民以外で初見で「ならやま」と読める人はそういないはず。

平城山は「ならやま」と呼び、ちょっとした難読駅名となっています。JR化後に開業した新駅で奈良電車区に隣接しています。なお「平城山」は近くの「平城山丘陵(ならやまきゅうりょう)」から取られたものと思われます。
みどりの窓口はありませんがみどりの券売機プラスがあり、営業開始が朝7時半からなので「Q区間快速5号」ならばギリギリ当日購入可能。でも3号や1号は購入できず、やっぱりチケットレス前提の列車であることを伺わせます。

この平城山駅は後付けで追加された駅なだけに若干特殊な環境にあります。いわゆる北側の崖沿いに設置された駅のため上下線で線路の高さが異なり、山側の奈良方面の線路のほうが高くなっています。

そして山側を上ると奈良電車区が。

平城山駅南側

平城山駅南側は奈良電車区です。電車区をまたぐ歩道橋があるほか、職員専用の入り口があります。

こちらは奈良電車区を歩道橋でまたいでいきます。階段の途中に奈良電車区への連絡通路がありますが当たり前ですが関係者以外立ち入り禁止です。
この歩道橋からは奈良電車区に留置している電車がよく見渡すことができ、撮り鉄にとってはなじみの駅ではないでしょうか。
通勤時間帯なので、この歩道橋を渡って通勤客が続々とやってきます。

到着

平城山駅に到着した区間快速大阪環状線行き。うれしート区間は天王寺まで。

平城山駅に区間快速大阪環状線方面行きが到着。この時点では全員着席程度です。
うれしートは自分ひとり。まあ着席できるならばあえて指定席は取らないか。

「うれしート」のれん

「うれしート」を示すのれん。王寺発車後はこののれんの向こうは立席でぎゅうぎゅう状態に。

奈良で立席が発生。いよいよ通勤ラッシュの始まりです。
郡山、大和小泉、法隆寺とどんどん乗ってきて、王寺ではついに「うれしート」ののれんの向こうはスマホも見られないほどのぎゅうぎゅうぶりに。一方「うれしート」も8割方埋まりますが、うれしート区画への指定席券を持たない人の侵入は禁止されているため、のれん一つでぎゅうぎゅう詰めとゆとりの空間の切り替えがくっきりと出てしまいました。久宝寺でも混雑は変わらず。
これだと300円の価値はすごくありそうに思えます。

天王寺の手前でのれんを解除。そして天王寺に到着すると、一斉に元「うれシート」区画に客がなだれ込み、一気にいっぱいになりました。
ただ、大阪環状線内は意外にも新今宮で下車する人が多く、最終的には空席も出る空き具合で大阪駅到着。もう9時前なので朝ラッシュは終わりに近かったのでしょう。

平日の「うれシート」設定は確かに成功と言えそうで、これだと夕方の大阪側発の設定にも期待ができそうですね。(大阪側の場合、どうやって設定するかの課題がありますが・・・)

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