岡山イーストパス(ICOCAでGO)2023年度版

岡山イーストパス

岡山デジタルパスです。tabiwaからチケット取り出した画面で、JR以外の施設等利用の場合はここから各チケットを呼び出して提示します。

神戸・姫路デジタルパスに続いて、同じくtabiwaアプリを使用したきっぷ「岡山イーストパス」です。
神戸・姫路デジタルパスと同じくきっぷの購入はtabiwa上で行い、JR線に乗車するときは紐づけしたICOCAを使用して改札を通り、(ICOCA以外の交通系ICは紐づけ不可)JR線以外はアプリを提示して通るスタイルです。
ICOCAで使用した残高は、翌月末にチャージ専用のWESTERポイントで返金される仕組みです。
神戸・姫路デジタルパス使用時はJR線乗車時はSMARTICOCAに紐づけていましたが、今回はtabiwaアプリを載せたスマホのモバイルICOCAに紐づけたので、完全に一つのスマホで完結するようになりました。

神戸・姫路デジタルパスでも触れたのですが、後日返金って正直怖いんですよね。ちゃんと紐づけたかどうかわからないので返金されるまでドキドキします。JR東日本ののんびりホリデーSuicaパスように金額を引かないタイプにすりゃいいのに・・・と思ってたら今度はJR東日本が同じことはじめました(驚)

岡山イーストパス(JR以外)

バスなどJR以外で券面を見せる必要がある場合は本券面を提示します。

JR西日本のフリー区間は

・山陽本線の三石~倉敷間
・吉備線全線
・伯備線の倉敷~総社間
・赤穂線の東岡山~日生間

プラスして両備バスの西大寺駅~西宝伝間の直通バスが乗車できます。
有効期間は2日間で、これに1000円分の「倉敷美観地区まち歩きクーポン」がついて、お値段は2300円。2023年度は11/27までの発売・利用でした。
クーポン代1000円を引くと1300円なので、それほどがっつかなくても元を取るのは難しくありません。(今回JR利用は2140円分でした。)
西大寺~西宝伝のバスが往復1020円と割と高額なので、これは「犬島へいけ」という神のお告げだと思って(ぉぃ)10/28は犬島訪問、10/29は別途考えてた水島臨海鉄道の鉄道の日記念フェスタ参加というスケジュールでプランを立ててみました。

倉敷美観地区まち歩きクーポンは引き換えてしまえば来年3月末まで有効なので、いったん倉敷の美観地区めぐりは今回はパスしました。

犬島アートめぐり

両備バス

両備バス。西大寺バスセンターから西大寺駅を経由して西宝伝に向かいます。春~秋の土休日運行で1日1往復。

フリー区間に含まれる西大寺~西宝伝間のバスは4月~11月の土休日運行で1日1往復。犬島に渡るのに便利な西宝伝行きが10時台、帰るのに便利な西大寺方面行きが15時台と、犬島観光日帰りを意識したダイヤになっています。
この日は観光客は自分も入れて3組、そしてなぜか制服を着た女子高生が2人。完全に観光特化の路線だけど何なんだろうか。

西大寺駅を出ると、西宝伝までノンストップ。だいたい30分ぐらのバス乗車になります。西宝伝到着前にちょっとした山越えがあり、山を降りたところが西宝伝バス停。
ここから徒歩5分ほどで、犬島行きの高速船乗り場があります。

犬島行き高速船

犬島行き高速船です。犬島までは「あけぼの丸」で10分ほど。運賃は片道400円。

バスからは女子高生を除き全員が乗船。そして車で訪問した人も載せて犬島に向かいました。
風が少し強いですが、気温がそこそこあるのでかえって気持ちいいです。

煙突が見えてくると犬島に到着。
近くのチケットセンターで犬島精錬所美術館などをめぐることができるチケット(2100円)を購入し早速探索開始です。

精錬所跡

かつての精錬所跡地が犬島精錬所美術館としてアートの聖地となっています。しかしいつみてもこの跡地のダンジョン感がすごい。

犬島は周囲3kmほどの小さな島で2時間もあれば島の周りを一周することができます。
ここは、2013年に瀬戸内国際芸術祭で初めて訪問したときに感動して以来、訪問するのはこれで3度目となります。
センターを出て煙突が見える方向に浜辺を歩くと早速犬島精錬所美術館に到着。

犬島精錬所美術館 | アート・建築をみる | ベネッセアートサイト直島
犬島精錬所美術館の美術館鑑賞案内・料金、アーティストなどの情報をご覧いただけます。

いつ来てもこの精錬所跡地にレンガ積みの区画がファンタジーのダンジョンっぽく見えます。
館内は撮影禁止ですが、ここの現代アートには考えさせられますね。ただ若干政治的なニュアンスが含まれている作品もあるため、好き嫌いが出るかもしれません。
そして、ここのトイレは開放的過ぎてちょっと恥ずかしい。。。

 

精錬所跡は遊歩道になっています。

崩れそうな煙突

なんかいかにも崩れそうな煙突。もちろん近くへのは立ち入り禁止ですが、「滅びの美学」が味わえます。

かつての精錬所としての学術的な説明はあまりなく、どちらかというと「滅びの美学」を肌で感じ取ってもらえるようになっています。瀬戸内国際芸術祭時は人でごったがえしていましたが、この日は人も少なく、落ち着いて見られました。

浜辺を歩くとアートが点々と。

椅子

浜辺に置かれた石の椅子。もちろんこれもアート作品。

浜辺に置かれた石の椅子は自由に座ることができ、西向きなので日の入りをぼ~っと眺めることができます。(船の最終便には注意ですが。)
これも含めたアートなのでしょうか。説明がない場合自分で考える必要がありますが、多分解釈は人それぞれなのでしょうね。

これもアート

島のアートでは個人的に一番好きな作品がこれ。中に入ると思わずタップダンスしたくなります(笑)

海岸沿いだけでなく、内陸部にもアート作品が点々と。
中には民家を改造した大掛かりなものもありますが、個人的に一番気に入っているのがこの笠をかぶったようなアート作品。

見た目はただの雨よけ?ですが、入ってみると音がかなり明瞭に響きます。
よく見ると屋根に穴が空いており足元がコンクリなので、歩くと反響してかなり響き渡り思わずタップしたくなったり。
こういう視覚だけでなく、聴覚にも訴える作品は好きですね。

犬島港出航

高速船からみた犬島港。左手の建物がチケットセンターです。

のらりくらりと4時間ほどかけて一周すると帰りの船の30分前でした。
ただ、行きと違ってかなりの強風で風速10mほどありそうです。風速12mを越えると欠航になるのでちょっとひやひやしましたが、無事出航。
風も並も高いためにやや揺れが激しいですが、それでも瀬戸内海なので特に問題はなく無事西宝伝港に到着です。

帰路の西宝伝バス停留所に着き、5分ほど待つと西大寺バスセンター行きのバスが到着。行きとほぼ同じ乗客を乗せて、西大寺駅へ向かいました。

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