西日本・四国乗り放題パスの指定で確保した特急「スーパーいなば9号」の指定券です。「スーパーいなば」は岡山から山陽本線、智頭急行線を経由して鳥取まで結ぶ特急列車で、2024年3月のダイヤ正で全車指定席化されました。
正直岡山から素直に松江に帰ることも考えたのですが、「しおかぜ22号」から13分の接続で乗れることがわかり、鳥取まわりを選択。このあたりの自由度はフリーきっぷならではでしょうか。
全車指定席なので、指定は余裕で取れるはず・・・と思ってたら、前日の時点で窓側席は残り1席。意外にもかなりの混雑ぶりです。
岡山から鳥取に向かい、そこから「スーパーまつかぜ」で帰るようにしました。
実需に支えられた列車
(6/8の記事から続く)
「しおかぜ22号」からはほとんどの客が新幹線乗り換え改札口めがけて歩いていきました。自分は新幹線には乗らずに在来線ホームへ。待っていたのは「スーパーいなば9号」鳥取行きです。
キハ187系500番台の2両編成。「スーパーまつかぜ・おき」と違うのは2号車のドアが運転台直後にあることでしょうか。
そして車内はほぼ満席に近い乗車。2両指定席でも結構乗るもんですね。見た感じインバウンドはほとんどおらず、大荷物もそれほど多くありません。
ということは岡山から鳥取への用務客が多いということなのでしょう。
地味な特急ではありますが、固定客がきっちりついているようです。
岡山の次は上郡。途中から吉井川が寄り添うようになります。川沿いを上流部に上り、峠にさしかかったと思ったらトンネルで兵庫県に入り、上郡到着です。
上郡で進行方向が逆向きに。一斉に立ち上がって座席を回転していきます。慣れていない人が多いようで、全員が向きを変えたときにはすでに鳥取に向けて発車しました。
智頭急行線も高速運転。ただし「スーパーはくと」とは違い、トンネル前ではやや減速します。というのも、のっぺりした顔つきなのでトンネルに入ると通称「トンネルドン」(トンネル微気圧波)とも呼ばれる急激な気圧変化に伴う、砲撃のような轟音がするため、その影響を減らすためです。
通常新幹線でよくみられる現象ですが、ここまで平べったいお面をしていると在来線でも発生するようです。
それでもトンネル通過時には窓ガラスがたわみ、気圧変化があったことをうかがわせます。
智頭を過ぎると智頭急行から因美線へ。高速化工事実施済とはいえ、スピードもがくっと落ちます。それでもそこそこのスピードで終点鳥取駅到着。岡山から乗車したほぼ満席の乗客は、ほぼ全員鳥取まで乗り通していました。
学生の町の大盛り食堂
鳥取で何するか何も考えてませんでしたが、久々にレストランビリーブへ。ドカ盛りで名高い鳥取大学近くのレストランです。
鳥取から普通列車で鳥取大学前で下車。駅舎を出て大通りを右側に歩くとマンションの1階に店舗があります。初訪問時はちょっと迷いましたが駅から3分ほどと近いです。
この店をを全国的に有名にしたのがパワフルシリーズ。
以前ならパワフルオムライスを頼んでたのですが、この日は疲れ気味&おなかの調子があまりよろしくない、ということで日和ってしまい、普通のオムライスの大盛りに。
大盛りでも普通に2合半近くあるようで全国オムライスチェーン店「ポムの樹」のLサイズより一回り小さいぐらいのサイズになります。ごはんを包む卵が薄いというのはあるものの、たっぷりとデミグラスソースがかけられており、ドリンクとサラダがついて税込み968円はかなりのコスパ。
がっつりデミグラスソースがかかっていますが、無計画に食べると、たちまちソースが足りなくなってきますので注意(笑)
ちなみにパワフルオムライスはごはん4合+ドリンクまたはサラダ3品。ここまでならブログ等で完食報告は多数ありますが、これより上のパワフルカレーはごはん7合半、総重量3kgという完全にフードファイターの領域となります。
メニューにはさらに上がありましたが、一般人でチャレンジする人はいるのだろうか・・・・
久々にビリーブでの夕食を済まし、鳥取大学前から「スーパーまつかぜ13号」の客に。
「スーパーまつかぜ13号」は鳥取から米子までワンマン化され自動放送に。自動放送では2025年の3月ダイヤ改正からゆったりめなオルゴール調の「アルプスの牧場」が流れ、ちょっとびっくりしたものの、そのまま爆睡してしまいました。
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