JR四国1日フリーきっぷ

JR四国日帰りプラン(JR四国1日乗り放題)

JR四国は自社で積極的にツアーを展開していますが、JR他社のツアーと決定的に違うところが一点あり、それは「四国内の場合、アクセスのためにJR四国のフリーきっぷをつけていること」になります。
ホテルプランのほか、イベント列車乗車プランや日帰り昼食プランなどにもくっついてきます。
発着駅からのアクセスきっぷをつけるよりはかなり合理的である一方、近場の日帰りツアーだと、フリーきっぷをつけたほうが割高になります。
もっとも、フリーきっぷ代は1日あたり3000円相当と換算されていることが多く、余程の近場でなければ割とお得で、特に高松から松山、高知といった他県へのツアーは別々にきっぷを用意するよりかなりお得です。

今回もそんなツアーになります。お題は「瀬戸大橋登頂ツアー」。

瀬戸大橋登頂ツアー
与島パーキングエリアから、北備讃瀬戸大橋に上がります。途中、線路と並行に敷設した管理路(キャットウォーク)を歩くことに。

坂出から貸切バスで与島パーキングエリアに向かい、そこから北備讃瀬戸大橋の主塔に登るツアーで、高所恐怖症の人はおすすめできません(笑)
坂出までのアクセスはこのフリーきっぷを使ってやってくることになります。1日乗り放題で特急自由席まで利用可能です。

今回はJR四国のツアーでの参加ですが、瀬戸大橋の主塔登頂ツアーは本四高速が「瀬戸大橋スカイツアー」として定期的に行われており、だれでも参加が可能です。

ただし、与島PA発着なのでそこまでのアクセスを考える必要があります。車で来れるのならば簡単ですが、路線バス利用だとかなり制限されてしまうので、こういったツアーに乗っかるのも手でしょう。

異次元の景色を見よう

アンカーエイジ
橋台(アンカエイジ)の内部。意外と空洞が広がっています。ここの階段を上る・・・わけがなく、ちゃんとエレベーターが設置されています。

与島PAの研修室でまずは概要の説明を受け、ヘルメットをかぶっていよいよ瀬戸大橋の頂上へ。
まずはアンカーエイジと呼ばれる橋台部分に入ります。
橋台の内部は大きな空洞となっており、その広さを生かして瀬戸大橋のジオラマや簡単な展示などが行われていました。そこからエレベーターでいよいよ瀬戸大橋へ。
ただし、エレベーターの定員上一度に運ぶことはできず、ピストン輸送で数人に分けて移動します。

列車走行部
エレベータで橋台の頂上部からの瀬戸内海の眺め。
既にかなり高いですが、列車から見慣れた景色とも言えます。

エレベーターから降りると、高さ的には瀬戸大橋で列車の走行している部分に近い高さになります。この時点でかなりの高さ。でも眺めは最高。
普段は走行している列車の車内からの眺めなので、こうやって立ち止まって見る景色は一味違うものです。

一方、反対側は鉄道の線路が。

瀬戸大橋を通過する列車
普段通る瀬戸大橋も異なる視点から見ると新鮮です。
ちょうどマリンライナーが轟音とともに通過していきました。

このアングルからの列車撮影は登頂ツアーに参加しないと絶対得られないもので、かなり貴重。
参加者に鉄ヲタはそれほどいないようですが、列車が通る瞬間は皆即席の鉄道カメラマンになっていました(笑)

ここから主塔までは線路と並行して設置されたキャットウォークを歩くことになります。

管理路
主塔まではキャットウォークを歩くことに。観光用の施設ではなく、純粋に管理用なので、このようにシースルーな箇所も。

さて、ここから海を歩いて主塔までいきます。
ここは大鳴門橋の遊歩道のような観光施設ではないため、安全面での配慮は必要最小限。
写真のように真下がはっきりと見えるところを通ったりして逆にスリル満点。

5分ほど歩くと主塔に到着。ここからは主塔内のエレベーターに乗って主塔のてっぺんまで移動します。
エレベーターを降り、なんとなく潜水艦の内部のような狭い通路と階段を上ると出口があってそこからは絶景が広がっていました。

瀬戸大橋からの絶景、1
瀬戸大橋からの絶景。こちらは与島PA、本州方面です。天候は曇り空ですが、それでもはるか向こうに本州が見えていました。与島PAにいる人たちが豆粒のように見えます。
瀬戸大橋からの絶景、2
こちらは四国側の光景。ちょうどタンカーが通過していきましたが、下から見上げると巨大さに圧倒されるタンカーも上から見ると模型のように見えてしまうのが面白い。

主塔の上から見た構図は、これはなかなか一言では言い表せません。
ただただその景色は凄いのと、よくこんな建物を30年以上前に建てたんだなあ、という妙な感慨が沸き起こっていました。

2023年度のツアーは不定期ということですが、その性格上強風の場合はツアー自体が中止されます。
塔の上はかなりの強風で、与島PAでは風はなくても頂上は強風だったり、あるいは橋台からエレベータで上がった段階で風速計が制限値を超えてしまい、その時点でツアーが中止になったりすることもあるそうです。
このため、せっかく申し込まれても登れない人が結構いるんですよ・・・とは案内の方の弁。
主塔からの眺めを楽しむにはちょっとした運も必要になってきそうです。

橋カード
参加者に配られた橋カード。ダムカードは結構持ってますが、橋カードは初めて目にしました。普段どこで手に入れるものなんだろ。

参加者には記念品等とともに橋カードが配られました。道の駅などで配られているそうです。最近はダムカードとかの収集が流行っているそうですが、橋カードのコンプは難しそうだ(笑)

この記事をシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です