快速はなさき指定席券

快速「快速はなさき」指定席券

2023/09/25の記事の続き)

根室に到着しての折り返し列車は快速「はなさき」となり、そのまま折り返すことにしました。こちらにも指定席が設定されています。
ただ、指定席券の券面を見ると列車名が「快速はなさき」となっており、列車名自体に「快速」の文字が入っているのが特徴です。

根室駅での折り返し乗車の場合、いったん改札を出る必要があります。既に釧路行きの改札は行列ができていますから、そのままの折り返し組はその行列の後ろに並ばなければならず、座席争いではちょっと不利になります。
このため、折り返しで指定席を押さえる人もいたようで帰りの「快速はなさき」では指定席の全ボックスに客がいました。
なお、釧路行きの場合はA席が進行方向窓側席となります。

霧が開けた落石海岸

快速はなさき
快速はなさきは、以前はヘッドマークをつけていましたが、今は方向幕に快速はなさきの文字が入っています。

というわけで、今回も指定席を確保していたため、悠々と海側席をキープ。
また、バスツアー「ノサップ号」からの乗継にも指定席は便利そうです。

キハ54の行き先表示には「快速はなさき」の文字が入り、この列車が快速列車であることを主張しています。この列車は厚岸~釧路間46.6kmをノンストップが特徴で、同区間を42分で結びます。

発車するとすぐに日本最東端の駅東室蘭です。

東室蘭
東根室の駅名標と日本最東端の碑。
この日本最東端の碑は昔から変わっていないはず。

東根室は住宅街の中にあり、駅舎もありませんがたまに観光バスが駅前に乗り入れていることがあり、ちょっとした観光スポットであることが伺えます。

東根室を過ぎると荒涼とした湿地帯を進みます。山中に入ったと思ったら昆布森駅。2024年に廃駅予定で、ホームと簡素な待合室があるだけの駅でした。

昆布盛駅
昆布盛駅。昆布盛集落からはちょっと離れています。釧路には昆布森という同音異句の集落があり、車で訪問する場合は間違えないように。

昆布盛駅では撮影する人が。やっぱり廃駅予定なので、ブームが既に始まっているのでしょうか。
次の落石を過ぎ、また霧の落石海岸か・・・と思いきや。

晴れ渡った落石海岸
晴れ渡った落石海岸。さっきから約1時間しか経っていませんが、ここまで綺麗に変わるものです。

霧が全くなくなってる!

つい先ほど「地球探索鉄道」号で見たときは濃霧だったのに対し、こちらは快晴です。天気とは恐ろしいもので、ここまで天気が違うと同じ景色でも全く印象が違います。
もっとも晴れ渡るとぐんぐん気温も上がり、浜中に着いたころは気温は28度を記録。道東の9月半ばとは思えない暑さです。窓を開けて、外の空気を存分に楽しめるのはありがたいのですが・・・

別寒辺牛湿原
別寒辺牛湿原もすっかり晴れ上がりました。しかし何度通っても見惚れてしまいます。

別寒辺牛湿原もすっかり晴れ渡り、快調に飛ばして厚岸に到着。ここから快速「はなさき」は釧路までノンストップです。

ここで、昼食としてあらかじめ根室のコンビニ「タイエー」で注文しておいた「花咲線弁当」で昼食とします。

花咲線弁当
花咲線弁当。根室のコンビニ「タイエー」製造です。事前予約が必須で価格は1000円。
花咲線弁当中身
中身はごはん、エスカロップ、タコの煮物、鮭など現地の名物を詰め込んだ形。価格の割にやや分量が多め。

事前予約が必須の根室のローカルコンビニチェーン「タイエー」の花咲線弁当です。タイエーは「やきとり弁当」が有名ですが、以前に購入済なので今回は新商品の「花咲線弁当」にしています。

かなりボリュームのある弁当で。普通のごはんのほかにエスカロップもあるためごはんの分量が多くなっています。
バターが効いたエスカロップがかなり味にアクセントを加えており、ほかのあっさりしたおかずやごはんと交互に食べ進む形になるかな、と。
エスカロップ好きにはやや物足りないかもしれませんが、地元の味を楽しむ入門編としては、ありかもしれないかな、と思いました。

なおタイエーは以前は根室駅近くでも店舗を構えていて、折り返しの乗車前にエスカロップや、スタミナライス、やきとり弁当といった根室のソウルフードを手軽な価格で購入できていました。
しかし駅前の店舗は閉店したようで折り返し乗車の場合は特定の列車での予約購入でしかできないようになっています。

9/29の記事に続く)

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