またもや台湾の話題です。
2014年1月9日に、台鐡深澳線の瑞芳~海科館が開通しました。
今回のきっぷはその深澳線の瑞芳から海科館までの区間車の片道乗車券です。
瑞芳→海科館が逆行、海科館→瑞芳が順行となっています。
深澳線は本来瑞芳から瑞芳までの路線ですが旅客減のためにいったん廃止。しかし、今回開館した国立海洋科技博物館への足として、瑞芳から約4kmのところに海科館駅を設置、アクセスルートとして再開しました。
当面は区間車のみが海科館~瑞芳を10往復しますが、夏には平渓線との直通運転も予定されており、新たな観光ルートとして売り出す予定のようです。
乗車券ですが瑞芳駅の自動券売機の口座には海科館は入っておらず、窓口で購入する必要があります。もっとも大半の旅客は悠遊カードというICカード(日本のSuicaのようなもの)で乗車しており、あまり設置の意味がないのかもしれません。
さて、新しい深澳線は瑞芳駅の3番ホームから発車します。
その3番ホームへの地下通路が、既に海科館をイメージしたブルーの照明で、乗る前から雰囲気がでてきます。
3番ホームには国立海洋科技博物館(National Museum of Marine Science & Technology)を略した「nmmst」のロゴがどーんと出ていました。
3番線では、海科館のラッピングをした3両編成のDRC1000型気動車が客待ち中。
3両中2両がロングシートで、残り1両はリクライニングシート車です。
どうも平渓線と共通運用で、側面の方向幕はお手製の紙に「海科館」と書かれ、貼られていました。
列車に揺られること10分。かなりのんびりと走行して終点の海科館駅に到着。
ごらんのとおりホーム1面1線の駅で、ホームに屋根がないほか、駅舎すらありません。
海科館駅の先にはトンネルの入口が。最近ここから先も貨物線として使用されていたせいか、比較的綺麗です。
トンネルの先は地図上では太平洋が見えそうですが、どうでしょうか。
しゃれた感じの駅名標。ベンチも兼ねてます。
今のところ深澳線は海科館駅までということでこの先の再開はないようです。
ホームから階段を上がると、そこは駅の出口。
にょきにょきと伸びている白い棒のようなものが悠遊カードの入出場の読み取り機です。
本来は無人駅ですが、この日は駅員がひとり常駐しており、改札をしていました。
なお、海科館駅では基本的にきっぷの販売はなく、車内で車掌から購入することになります。
最後に、深澳線の帰り、海科館駅→瑞芳駅の向かって右側の車窓を動画にしています。
海科館→瑞芳に関しては基本的上りばかりなので、ディーゼルカーのDRC1000のエンジンがずっと豪快にうなりをあげています。
このためかしりませんが、時刻表上は坂を降りる形の瑞芳駅→海科館駅は所要10分、逆に坂を登る形の海科館駅→瑞芳駅は所要15分となっています。もっともこの動画のとおり15分もかかりませんでしたが・・・
コメント
先を越されてしまいましたね。小生は51次観光列車で高雄・知本乗車し温泉に行きました。自動券売機で窓/通路指定ができるようになったのはビックリです。
台鉄は短距離でも往復割引があるのがすごいですね。
はい、いってきました。
往復券は、極短区間を除き割引になりますが、有効日数が1日だったりと不便な面もありますね。