特急「スーパービュー踊り子1号」特急券・グリーン券

20130511
伊豆シリーズ。今度はJR東日本の「スーパービュー踊り子1号」(SVO)のグリーン車の特急券・グリーン券です。
12月の三連休どこにいこうか決めあぐねてたのですが、買い物ついでにみどりの窓口でSVO1号のグリーン車の展望席が空いているか聞いてみたら、なんと最前列が空いているとのこと。
一ヶ月前でもないのに三連休の初日の午前の便で展望室最前列が空いてるというのは、正直目を疑ったのですが、取り急ぎ押さえました。
まあ三連休とはいえ、伊豆もオフシーズンだっということでしょう。

で、通常の踊り子号はB特急料金なのに、SVOは割高なA特急料金。しかも乗り入れ先の伊豆急行のグリーン料金も、SVOは通常の踊り子よりも高くなっているため、新宿~伊豆急下田で「踊り子」グリーン車で4,200円なのに対し、SVOだと4,820円と620円割高になっています。
もっとも同じグリーン車でも、通常の踊り子とSVOではかなり設備格差があるので、むしろこの差は「安い」のかもしれないですね。

なお、SVOは、伊豆急下田行きが1号車(グリーン車)が先頭、新宿方面行きが10号車(指定席車)が先頭ですので、帰りの場合グリーン車の展望席は後ろ展望になってしまうので注意。
1号車の場合、AB席が海側2列席、D席が山側1列席ですが、まあ前面展望席だと別にどっちでもいいかも。
(もっともみどりの窓口の係員は、「山側ですがよろしいですか?」と聞いてきていました。踊り子に関してはよっぽど海側へのリクエストが多いのでしょう。)

—-
新宿駅は5番線から出発。山手線ホームからはやたら遠いので、乗り換えの場合は時間にゆとりが欲しいところです。
「乗ったときからそこは伊豆」の登場時のコンセプトはまだ生きてるかは知りませんが、かなり明るいイメージです。
グリーン車は10両中の伊豆急下田よりの1号車、2号車。2階建てで2階席と最前部がグリーン車の開放席。1号車1階がサロン、2号車1階はグリーン個室となっています。
20130511_2
出入口では、アテンダントがきっぷの拝見のために立ってるはず・・・・と思いきや、誰もいません。
とりあえず乗り込んでみると入口横のカウンターに、男性アテンダントが出発準備を兼ねて
たっており、そこでチェックを受けました。

車内は3列シートが並びます。ちょっとわかりにくいですが、前2列が階段状になっており、前面展望を楽しめます。手前左側の1人席が1D席です。後ろは2階席です。
なお、丸い柱のところに1階への階段があり、サロンに行くことができます。
20130511_7

出発すると、すぐにアテンダントが巡回してきて、おしぼりの配布と飲み物のオーダーにやってきます。グリーン車では コーヒー、オレンジジュースなどソフトドリンクは基本的に無料で、おかわりいかがですか?とこまめに巡回していました。
グリーンマークのコップが印象的。
20130511_3
前半は横須賀線とかの並走もあって、たくさんの線路のある中を進んでいきます。

1号車一階にはグリーン車利用客専用のサロンが設置されています。小田原あたりでサロンに下りてみました。この日は三連休なのにガラガラなのも手伝って、サロンもガラガラでした。奥にあるのはカウンターです。
20130511_4

カウンターをちらっと覗くと、電子レンジやらコーヒーメーカーやらビールサーバやら。
ビールサーバがあるということは生ビールが楽しめるってことですね♪
飛行機のギャレーの設備を少し充実させたような感じです。
20130511_8

サロンは軽食も提供されており、カレーと生ビールを頼みました。カレーはたぶんレトルトでしょうが、サロンでたのむときちんとした陶器のお皿にグラスで提供されます。
ちょっとした食堂車気分が味わえます。(座席オーダーも可能ですがこちらは、紙トレイでの提供です。)
小田原から先はトンネル区間がつつきますが、トンネルの合間にちらりちらりと海が見えます。階下からカレー食べながら眺める海はなんとなく新鮮です。
20130511_5

コーヒーのデリバリーを頼んでから座席に戻りました。
伊豆急行線内は案外山の中を走行することが多いのですが、こうやって海沿い区間も走ることもあります。
20130511_6

終点の伊豆急下田には定刻着。
3時間あまりの乗車ですが、SVOのグリーン車はおそらく日本でも1,2を争う設備、ソフト両面で充実した列車といえるのではないでしょうか。

この記事をシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です