車内で発行したきっぷです。車掌がもつハンディ端末によるきっぷです。
これはいわゆる「方向変更」というもので発行したきっぷです。
当日は神戸空港から飛行機に乗るつもりだったのですが、時間が余ったので関空にして前の便にしようとして、神戸→関西空港に方向変更したものです。
この場合、分岐駅となる大阪駅を基点に、大阪~神戸(市内運賃が適用される場合は中心駅で計算)と大阪~関西空港の運賃を比較し、もし高くなる場合は差額を支払います。逆に安くなる場合でも差額返金はありません。
この制度が適用されるのは、いわゆる「長距離きっぷ」で、101km以上の乗車券(ただし大都市近郊区間内相互間は除く)が該当します。
短距離の場合は全区間の運賃と変更後の全区間の運賃を比較します。
なんでこんな制度になったかというと、青森~神戸市内というきっぷの運賃を即座に出すことは難しいため、変更作業を簡略化するためだとおもわれます。
ただ、この「方向変更」、駅員は制度自体を知らない人が多いようで、最初は「はるか」に乗る前に京都駅の窓口で聞いてみたところ、自信たっぷりに「このきっぷは残り100km以下なので、大阪で無効になり、払い戻し等は一切できない。大阪~関西空港は別途購入してもらう。」なんて言われてしまいました。
方向変更ということを主張したんですが、方変について調べようともせず、自信たっぷりに主張するのでらちがあかなくなり、仕方なく「はるか」車内で方変手続きを行いました。
あれだけはっきりと誤案内されてしまうと、損失を受ける客が多数出てるのでは?と気になります。
なお、この方向変更は基本的にマルスで処理ができず、手書き処理になってしまうのですが、車掌のハンディPOS端末では処理が可能です。
このため、基本的に駅では方変は受け付けず、車掌に案内するのが基本となります。
コメント
似たような事例として
原券 名古屋-大阪-(京橋)-桃谷
切符使用開始後大阪から西九条経由新今宮に移動したく、分岐の大阪駅「途中下車時」や関空快速車掌に方向変更を申し出ましたが、どちらも受け付けて貰えませんでした。
降りた新今宮でも若手の駅員がこのルールを知らず、時刻表の頁を指して説明した際、逆に私がこのルールを体験学習したほどです。
ここで関心を持ったのですが、新今宮駅の自動精算機にこの切符原券を通した場合、大阪駅から共に170円区間なので「ゼロ円の出場票」を発券してくれるのか興味のあるところです。
(行き先「桃谷」の経緯)
鶴橋で知り合いと夕食後、新今宮の定宿に移動の際間違って近鉄鶴橋駅で切符を買って乗らないようにする為、名古屋から200kmギリギリの桃谷駅までの切符を買いました。
7年前の送別会の帰り、JスルーカードでJR鶴橋駅から入場したつもりが誤って近鉄駅から入場し、気づかずに奈良方向の電車に乗った失敗があった為、予防の意味で切符を用意していました。
当日は先方の都合で待ち合わせが遅れる為、先に定宿に移動したので、切符の方向変更を体験しました。
自動精算機って方変に対応してたかなあ・・・
しなかったような気がしますが、一度試してみよう。
方向変更といえるかわかりませんが・・・。
JR東の神田駅で次のことを体験しました。
・有楽町から「有楽町→新橋」の85mm乗車券で乗車
・予定が変わり、神田駅で下車することに。
・神田駅で、同じ130円だからいいや、と改札機に投入するも「区間外乗車」で撥ねられる。
・自動精算機にこの乗車券を入れると、速攻で0円精算券がでてきました。(精算機が切符の情報を読み取って、どのような画面表示になるのだろうと思っていたら、発券の電子音がすぐに鳴り始めて、その早さに驚きました)
それはおそらく全区間の運賃比較なので精算機が正しく処理できたのだと思います。