JR四国の全線、および土佐くろしお鉄道の窪川～若井間が1日乗り放題のきっぷです。
特急自由席1日乗り放題で1万円は周遊きっぷ「四国ゾーン」や3日間グリーン車乗り放題10000円のバースデイきっぷ等と比較するとどうしても割高感があり、なかなか手を出しにくいきっぷです。
この日はベタですが、四国を一周してきました。ジャンボフェリーの深夜便で高松入り、高松から「いしづち1号」で宇和島へ。
この列車は松山まで全車自由席なので、最前の展望席で夜明けの瀬戸内海を眺めながら移動します。
宇和島で朝食代わりの駅弁を購入。
その名もズバリ「えきべん」。あまりにもストレートなネーミングの幕の内弁当ですが、しゃこ天が入っていたりとしっかりご当地色は出ていました。
ただ、かけ紙も、駅弁容器も中身も古きよき昭和の香りを感じさせるようなレトロたっぷりなもので、680円と手ごろな割にはボリュームも多かったのですが、こんな古めかしい駅弁が一地方駅で売れるとは思えず、2年後再訪問したときにはなくなっていました。
宇和島からは予土線、そして土讃線と回って高松に到着。
一応これでモトは取れますが、少々あわただしい感はあり、やはり10000円という価格は少々高いと感じます。
なお、このきっぷはみどりの窓口のほかにPOS端末設置駅でも販売されています。
以前は常備券でしたが、現在はPOS端末での発行となっています。
今回紹介しているのはPOS端末によるものですが、POS端末の証である「四」の文字は見当たらず、ぱっと見マルス券と見間違えそうです。
でも青色80mm磁気券（裏は黒）で自動改札不可の×マークがあったりと、細かくみるとなかなか面白いですが。