今回はローカル特急ベスト5をあげよ、といわれたらまず出てきそうな特急「剣山」の指定券です。
「剣山」は「つるぎさん」と呼びます。間違っても「けんざん」と呼ばないように。（痛そうだ。）
ただし、列車名の由来となった山である「剣山」は「けんざん」とも呼ばれることがあります。
車両は、国鉄時代末期に製造されたキハ185系特急型気動車。
JR化後、ほどなくして新型特急型気動車の2000系が登場したため、四国の花形列車として活躍した期間は短く、四国では現在「うずしお」「むろと」「剣山」で特急をこなすほか、松山では普通列車用に格下げされた車両もいます。
「剣山」は主に阿波池田～徳島間の列車ですが、車両の都合上からか、一部は牟岐線にも乗り入れ、この「剣山３号」のように、甲浦～徳島～阿波池田と走る列車もあります。（甲浦～牟岐間普通）
もっとも編成は２両とささやかで、しかも指定席は１両のしかも８席のみ。
ほとんどが自由席というあたり、典型的なローカル特急ではないでしょうか。