「南千歳→新夕張」自由席特急券

20060928

今日は「南千歳→新夕張」の自由席特急券です。
昨日の「塩尻→名古屋」自由席特急券と比べると、少し体裁が違うことがわかりますでしょうか?

左上に「北」の文字、そして左下に「総販」の文字が。
これはJR北海道独自の「総販システム」と呼ばれるもので発券されたものです。
自由席特急券は席を指定する必要がありませんから、国立にあるマルスのホストと接続する必要はありません。このため、道内で完結する総販システムを構築して、指定席関連以外をこのシステムで発行するようにしたのです。

20060928_2 夕張市はかつて炭鉱の街だったのが、炭鉱がなくなってからは夕張メロンや映画祭などつぎつぎと町おこし産業をつくって観光客を呼びよせようとしましたが、これらの投資が重荷になり、財政再建団体に転落することが決定してしまいました。
財政再建団体になるということは、いわば自治体の倒産にあたります。

新夕張駅はそんな夕張のはずれに位置します。かつては夕張線の紅葉山駅と呼ばれていましたが、ここから新得に結ぶ新線が開通し、石勝線と改称されたときにこの駅も「新夕張」に改称されました。

「もみじやま」の駅名標は今でも新夕張駅の駅前広場に立っており、夕張線当時の名残を残しています。

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