2006年10月に北陸本線・湖西線敦賀までの直流化を記念して発売された「びわこ・敦賀・小浜フリーきっぷ」です。
滋賀県北部と福井県嶺南(敦賀・若狭地域)がフリー区間となり、1日普通列車乗り放題で1,000円。特急は特急料金追加だけでは乗れず、乗車券も必要となるので、完全に普通・新快速専用のフリーきっぷです。
フリー区間内及び周辺地域で発売されていますが、周辺地域発売分はフリー区間までの入り口までの乗車券が必要という条件があるため、案外使いにくいかと。
しかもICOCA、Jスルーは使えず、必ずきっぷ、もしくは定期券があることが条件となります。
いくらフリー区間が安くても、そこまでのアプローチにお金かかってはあまり意味ないような・・・
特に今は青春18きっぷのシーズンですから、フリー区間内完結の場合を除き、青春18きっぷを使ったほうが安上がりなことが多いでしょう。
さて、敦賀直流化での最大の変化は、新快速が京阪神から直接敦賀まで乗り入れてきたこと。
さすがに大阪駅で敦賀の文字を見ると、遠いなあと感じます。
湖西線経由と米原経由がありますが、夜は米原経由が多いものの、
朝・昼は湖西線経由がメインとなります。
この湖西線経由の新快速敦賀行きですが、土休日の午前中は、行楽客や敦賀への直通客が多いにもかかわらず、京都以北を8両から4両に減車するという暴挙をやらかしてしまいました。
その結果、湖西地区の行楽客や敦賀への客で客数は増えたにもかかわらず、編成半減になったおかげで、予想通り(?)京都以北で積み残しが発生。乗客の大ブーイングを浴びることになります。
さすがに積み残しを発生させた翌週は、新快速の前に、京都始発の臨時新快速を露払いとして運転させることで対処しました。
とりあえず行楽シーズンが終わる11月中まではこれでしのいだようですが、12月になると今度は青春18きっぷ客が敦賀直通新快速に集中することが予想され、またもや積み残し発生の危険性をはらんでいます。
需要予測をまったく考えずにダイヤを組み立てたツケがここにきてますが、来年3月のダイヤ改正ではなんらかの対処がとられることでしょう。
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