スーパーはくと6号特急券

特急「スーパーはくと6号(コナンVer)」トク特チケットレス特急券

JR西日本では、岡山地区、山陰地区、北近畿地区のおおむね75km圏内の間で通勤通学に便利な格安チケットレス特急券を販売しています。
在来線の特急指定席が利用可能で、おおむね25km以内が300円、50km以内が500円、75km以内が700円ですが、岡山~新見のように80km越えでも設定されているケースもあります。

もともと特トク回数特急券という通勤通学用の自由席特急回数券がありましたが、このきっぷの廃止と前後してこのトク特チケットレスになっています。
もちろんJR西日本の場合はチケットレスだけでなく、きっぷ発券しての乗車も可能で、120mmの特企券と、88mmの指ノミ券の最近のJR西日本激安チケットレス系のお決まりの組み合わせとなっています。

トク特チケットレス
トク特チケットレスの本券。300円から特急が利用できるのは激安。

特に北近畿地区は自由席が廃止され全車指定席になってしまったため、このきっぷの効果は大きく特に25kmまでは通常期1290円が300円と、本当に激安です。
青春18きっぷの特急ワープ時に威力を発揮し、特に香住~浜坂など、場合によっては特急でつながないと数時間ロスするようなケースでは300円からのトク特チケットレスは絶大な効果を発揮します。
制限としては発売日が前日からということで発売時点で満席になっている可能性もありますが、香住~浜坂が満席になることは通常ないでしょう。

スーパーはくとDetective Conan Ver. 発車!

スーパーはくと コナンVer
スーパーはくと(コナンVer)の先頭車。因幡の白兎とコナンが描かれたヘッドマークが追加されました。

12/3 の「スーパーはくと6号」から、京都~鳥取・倉吉間を結ぶ特急「スーパーはくと」に名探偵コナン仕様の車両が投入されました。
それまでも、快速用のキハ126にコナンラッピングがされた車両がかなり前から活躍していましたが、特急車両に施されたのは初めてのケースとなります。

側面1
正式名称は「スーパーはくとDETECTIVE CONAN Ver.」側面に描かれています。黒づくめの方までいますね(笑)
側面2
側面には窓のない部分に窓を描いて、主要キャラたちが乗車している風になっています。怪盗キッドもいますね。

初列車だけあって、そこかしこで撮影大会(自分もですが)。やはりというか若い女性が多く、安室透登場以降現在の人気層が若い女性に移行しているのがなんとなくわかるようでした。

側面には「まんが王国とっとり」の文字と、「Super HAKUTO DETECTIVE CONAN Ver.」の文字が。そして、窓がないところにはイラストの窓を設けて主要人物が乗車しているような感じで描かれています。

面白いのがドア周りの処理。

側面3
ドアが閉じている状態。ドア横の「真実はいつも一つ」ポーズのコナンにご注目。
側面4
スーパーはくとの特徴でもあるプラグドアが開くと、このようにウィンドウ越しにキャラが見えることに。背景も見事に合っています。

スーパーはくとで使われるHOT7000系は、ドアが戸袋ではなく外にスライドして開くスライド式プラグドアタイプの出入口を採用していますが、これはドアが外側に移動するのを利用してドア窓にキャラを表示させる手法を採用。
これは事実上スライド式プラグドアにしかできないギミックで、まるでTVモニタのような効果をもたらします。

ドア
ドアにもしっかり各キャラクターが。指定席のデッキドアはアニメの冒頭に描かれるドアをイメージしています。

デッキにもしっかりコナンが。デッキドアまわりにもレンガが描かれてアニメ冒頭のドアのイメージが。また洗面台にもコナンがいます。

自由席デッキ
こちらは自由席側のデッキ。デッキドアが旧タイプなのですが、そのまま存置されてイラストが描かれています。

スーパーはくとは自由席と指定席で意匠が異なり、自由席は一部分がリニューアルされずに製造時のままです。このためコナンラッピングでも指定席と自由席で異なる意匠になりました。例えばドアは指定席はアニメ冒頭のドアをイメージしたものですが、自由席は通常のドアのままイラストを張り付けています。・・・がこの灰原のほうが人気ありそう。

車内
車内。床はレンガ風になっており、枕カバーはコナンバージョンになっています。もちろん座席コンセントや前面展望を映すモニターは健在。

客室は流石に座席には手を加えてはいませんが、枕カバーがコナンバージョンになっていたり、床がレンガ風になっていたりしています。
もともと座席コンセントや車内WiFiなどは完備済なので、楽しく過ごせそうですね。

ロールアップカーテン
指定席のロールアップカーテンも交換され、コナンのキャラクターが描かれています。

指定席のロールアップカーテンも交換されており、コナンのキャラが描かれています。ただし、横引きカーテンを装備した自由席は従来のままなので注意。

若い女性たちはにわかカメラマンとなって車内撮影にいそしむ中、列車前方ではおじさんたち?が発車式の演説をおこなっていました。
コナンの着ぐるみも登場。江戸川コナンの決めポーズである「真実はいつもひとつ」のポーズとともに、轟音を立てて倉吉駅を発車していきました。

車内放送は特別なことはなくいたって普通。また、車内も3割程度の乗車率と、普段よりやや多いかな?というぐらいで発車し、鳥取に向けて爆走を開始しました。

なおスーパーはくとは京都~鳥取・倉吉間の運転で、「コナン駅」である由良駅は通りません。
しかし、スーパーはくとが倉吉到着後、回送として由良駅に乗り入れることはあり、具体的にはスーパーはくと3号→スーパーはくと10号、スーパーはくと5号→スーパーはくと12号の折り返しでコナン駅で留置されています。

「Super HAKUTO DETECTIVE CONAN Ver.」の運用は鳥取県のサイトで公開されており、それによると本日12/4は早速スーパーはくと5号~12号で使用され、コナン駅(由良駅)に「Super HAKUTO DETECTIVE CONAN Ver.」が入線していました。
ただ、せっかくなので「スーパーはくと」も倉吉止めではなく、コナン駅・・・じゃなかった由良駅まで営業運転すればいい宣伝になるんじゃないかなあ、とは思うのですが、いかがでしょうか?

 

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