以前も話をした記憶がありますが、「びゅうツアー」にはたまにお買い得というか、かなりおいしい価格設定のツアーが紛れ込んでいることがあります。
今回は、東京から高崎まで新幹線往復+駅直結の「ホテルメトロポリタン高崎」宿泊のセットプランが、11800円と妙に安かったのでこれ幸いと高崎のSL乗車の拠点に使用しました。11800円だと2017年当時の「メトロポリタン高崎」シングルの料金と大差ありません。これで往復新幹線使えるわけですから、かなりお得です。
関東在住だった頃はおそらく青春18きっぷ2日間日帰りしてたでしょうが、この時期は京都に居を構えていたので、土日の2日間往復するわけにもいかず、ドリーム号で東京入りして、このきっぷで高崎往復し、帰りはぷらっとこだまで帰宅しています。
2023年の今でこそ、指定席券売機のツアーチケットの受取が普通にできるようになっていますが、2017年当時のびゅうツアーは、唯一JR駅の指定席券売機での受け取りが可能なツアー商品となっていました。
JR東日本外の地域からインターネット経由ツアーを購入しても乗車当日に指定席券売機で受け取ればOKというのは、きっぷの郵送が当たり前だった当時ではかなりの驚きで、非常に使い勝手が良かったものです。
その後ツアーの券売機の受取はJR各社に広まり、JR系の会社が発売したツアーだけでなくJTBや近ツリなど大手旅行会社が発売したツアーでも、交通機関がJR使用のものは券売機で受け取れる商品が増えてきており、かなり便利になった印象です。
もっとも券売機発券が広まったのは、チケット等の郵送にかかるコストがかなりの重荷になっていた側面もあるようです。また、JR東日本のツアーではきっぷ自体を発券しない完全チケットレスのツアーも登場しています。
今回のツアーも乗車当日に東京駅の指定席券売機で受け取っています。
行きが「Maxたにがわ81号」帰りは「Maxとき320号」ですが、券面を見るとやはり行きの「Maxたにがわ」が「Mたにがわ」表記に。帰りが「Maxとき」と「Max」表記なのはなんか妙。
以前の記事で下衆の勘繰りをやってますが、往復で表記が違うのは改めて見比べると不思議な感じです。
「Maxたにがわ81号」は8両編成。
たにがわ号の号数表示は通常400番台を使用しますが、冬季に運行されるガーラ湯沢行きの臨時列車は80番台を使用します。
同じ上越新幹線「とき」も同様に臨時列車が2桁番台を使用しており、ちょっとした謎です。
また、定期の「たにがわ」はごく一部本庄早稲田を通過する以外は各駅停車ですが、臨時「たにがわ」はその性格上、熊谷、本庄早稲田、上毛高原を通過する列車が多く、中には先行する定期「たにがわ」を後続の臨時「たにがわ」が追い抜くといっ事例もあり、なかなか興味深いところです。
そんな「MAXたにがわ81号」も熊谷、本庄早稲田は通過。50分足らずで高崎に到着。青春18きっぷで高崎に向かうとやっと着いた感がありますが、新幹線だと本当にあっという間ですね。
「MAXとき81号」はスキー客向けに設定された臨時列車ですが、車内を見る限りスキー客らしき人はほとんどおらず、ガラガラ。流石に4月ともなるとスキーシーズンは終了なのでしょうか。
なお、帰りの「Maxとき320号」は高崎で8両増結した16両編成で、増結された車両が指定されていました。
コロナ渦以降はインバウンド復活に加えてホテル不足が表面化しており、流石にこのような掘り出し物のツアーはなかなか出てこないようです。
このホテルメトロポリタン高崎の場合、同条件だと2023年10月現在では最安で18800円まで上がっていました。
もっともシティホテルでも一泊2万円超えが当たり前の昨今ではこれでも安く感じるのが、ホテル供給不足の今を象徴しているのでしょうか。
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