JR西日本および智頭急行が4日間連続で普通・快速列車乗り放題の「西日本どこまで4DAYS」です。2/21から3/21までの間利用可能で、4日間乗り放題で9800円。ただし、前日までにe5489での購入が必要です。(駅販売なし)
特急は特急料金追加で可能です。
かつて存在した中国5県乗り放題きっぷのJR西日本全体版みたいな感じですが、新幹線は追加してもダメというのが特徴。
新幹線利用できないため、特急がない山陽本線倉敷以西はその効力が青春18きっぷと大差なく、しかもバラで利用できる青春18きっぷに比べてこちらは4日間連続ですから、正直使いどころに困るというのが特に京阪神圏のユーザーの感想ではないでしょうか。
一応大阪からの往復運賃と比較するとこんな感じ
駅名 | 大阪からの往復運賃 |
金沢 | 9680円 |
新宮 | 9680円 |
鳥取(智頭急行経由) | 7920円 |
出雲市(伯備線経由) | 13200円 |
広島 | 11440円 |
下関 | 17820円 |
金沢・新宮でギリギリもとが取れません。
鳥取は智頭急行経由でもダメ。広島、下関は余裕でもとがとれますが、特急がない区間が長いため、青春18きっぷのほうが使い勝手がいいんじゃないか?という気もします。
青春18きっぷでは智頭急行は利用できないため、智頭急行を組み込む場合はこのきっぷも選択肢に上がってきます。
もっとも必ずしも往復利用にこだわることはないかと。
例えば、下関まで「スーパーはくと」と「スーパーおき」の乗り継ぎで新山口に向かうという使い方ができるのはこのきっぷならでは。
(実際この乗り継ぎしてた方が非常に多かったそうです。)
帰りは山陽本線を普通列車で帰るようにして、乗り鉄と節約を両立させることが可能です。特に山陰本線の島根県、鳥取県エリアは快速列車がほぼ壊滅したのと、特急と普通列車の速度差が大きくて普通列車のみで移動するとかなり時間を要することになったため、この区間を特急で駆け抜けることができるのは大きいです。
また自分のような地方民にとっては割とありがたいきっぷで、今回、松江~大阪~白浜~大阪~金沢とほぼ往復しています。このうち松江~岡山をやくも、大阪~金沢がサンダーバード、大阪~白浜をくろしおで移動できるので、このきっぷによる恩恵はかなり大きなものです。
かなり人を選ぶきっぷであることは間違いないものの、使い方次第で大きな可能性を秘めています。
チケットレス特急券との併用
もう一つ特徴的なのは「チケットレス特急券」等との併用が可能なこと。青春18きっぷではできない芸当です。
特に3/18~3/21限定の「新快速[Aシート]チケットレス」や、3/20限定の「J-WESTチケットレス390」との併用は凄まじい効果を発揮します。
「らくラクはりま」や「びわこエクスプレス」などは平日のみ運行で、料金別払いで利用可能な「関西1デイパス」は土休日しか使えないため事実上使えませんでしたが、このきっぷならば併用可能でなおかつ3/20なら「J-WESTチケットレス390」と併用可能なので、乗り鉄の性として迷うことなく利用しました(笑)
あとは関西圏ではありませんが「トク特チケットレス」も使えます。
これは、篠山口~浜坂、鳥取~出雲市・西出雲、岡山~新見の特定の区間(おおむね80kmぐらいまで)を300円から700円の特急料金になるもので、例えば鳥取~倉吉など500円になります。
特急による時間短縮効果が大きい山陰地区で効果が大きく、積極的に狙いたいものです。
今後再発売するのかは不明ですが、効力にかなりクセがあって使いこなすのはかなり大変なため、もし再発売されるのならばおそらく何等かの手直しが入ってくるのではと思います。
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