九州の島原半島の私鉄、島原鉄道で運行されているトロッコ列車の乗車券です。
運転区間は島原～深江間で、ちょうど雲仙普賢岳が大爆発して土石流が流れ込んだ地域にあたります。
この区間は、雲仙普賢岳の爆発以降、長らく分断されていましたが、現在は新線が開通しており、真新しい線路の上とコトコトとトロッコ列車が走ります。
乗車券の販売方法は少々特殊で、列車そのものを指定する方式です。
乗車区間は島原～深江間の往復ですが、このうち一部区間乗ろうとも、全区間乗っても500円均一です。
座席が指定されて始めて発売されます。
観光ツアーの定番になっているようで、この日も観光バスでの乗車が多数ありました。
車両は2両の気動車を貨車2両をはさんだ形で運転されます。気動車の1両は新型、もう一両は旧型で、主に雨天時の避難用のようです。
さて、このトロッコ列車にはガイド（？）がいて、マイクをもって沿線の説明をしてくれます。
また、雲仙普賢岳の大爆発のことも詳しく教えてくれます。
かなりノリのいいおじいさん（？）で、かなり受けていました。
沿線はもちろん普賢岳が見えますが、この区間は海から離れているので、残念ながら、有明海ははるか遠くにしかみえません。